日本民営鉄道協会はこのほど、伊豆箱根鉄道と共同でロケーション連動型情報配信サービスの実証実験を行うと発表した。

「得ッパコ(トクッパコ)」イメージ

ロケーション連動型情報配信サービスは、スマートフォンなどの端末に専用アプリを導入しているユーザーに向け、Wi-FiやiBeaconのアクセスポイントからクーポンチケットや特典情報などを自動配信(プッシュ配信)するサービス。ユーザーが能動的に情報を受信(プル受信)することもできる。今回の実験では、同サービスが鉄道沿線地域の活性化と鉄道の利用促進にどの程度効果があるかを検証する。

実験には、新たに開発した伊豆箱根鉄道公式アプリ「得ッパコ(トクッパコ)」を使用。伊豆箱根鉄道・駿豆線の駅構内、電車内、沿線観光スポット、協力店舗に設置したアクセスポイントから、観光や街歩きに役立つ情報や鉄道の運行情報などをアプリユーザーに配信する。また、駅や観光施設などを巡るスタンプラリーもアプリ上で実施。スタンプを集めた数に応じて景品をプレゼントするほか、取得スタンプの累計を競うランキングイベントも同時に開催する。実施期間は9月1日から2015年2月28日まで。