大阪府岸和田市はこのたび、池田泉州JCB、三井住友カードと「岸和田市ふるさと寄附」のクレジットカード決済について契約を締結し、フューチャーコマースが提供するインターネット収納サービス「F-REGI(エフレジ)公金支払い」を導入し、12日より「ふるさと納税」のインターネット収納を開始した。

寄附希望者はこれまでの窓口への持参や現金書留、納付書や郵便局・ゆうちょ銀行の払込取扱票による寄附に加えて、同市WEBサイトからリンクしている寄附受付画面(F-REGI公金支払い)にパソコン、携帯電話、スマートフォンなどからアクセスし、時間・場所を問わずクレジットカードを利用して寄附することが可能となった。

Visa、MasterCard、JCB、American Express、Dinersといった国際ブランドの付いたクレジットカードを利用することができ、通常のクレジットカード利用時と同様に、カード会社の提供するポイントが付与される。

岸和田市では、岸和田を応援したいという人から寄附を募り、岸和田のまちづくりに活用するため、2008年度から「岸和田市ふるさと応援寄附」という制度を設けている。寄せられた寄附金は、岸和田の代名詞である「だんじり祭」の振興や、岸和田の未来を担う子どもたちがのびのび育つ環境の整備・推進など、11のメニューに役立てていくという。また、1万円以上の寄附には、菓子や農産品など岸和田の特産品をお礼の品として贈るという。

池田泉州JCBは、公共部門におけるクレジットカード決済の推進とともに、さらなる利用機会の拡大を図り、顧客の利便性の向上に努めていくという。

三井住友カードは、2006年に全国初という税金のクレジットカード納付を実現して以来、全国の各種公金・公共料金の取り扱いに積極的に取り組んでいる。今後も同分野をはじめ、あらゆる決済シーンにおけるクレジットカード決済の導入を拡大し、顧客の利便性向上を図るとしている。

フューチャーコマースは、今後拡大が見込まれる公金分野でのクレジットカードによるインターネット収納サービスにおいて、利用者の安全性と利便性の向上および地方自治体の収納業務の効率化を図り、決済環境の整備に努めていくとしている。

F-REGI 公金支払い

全国の地方自治体、行政機関の税金・各種料金・ふるさと納税をオンライン決済にて納付できる、フューチャーコマースの提供するサービスの総称であり、インターネットを介して受付画面から情報管理機能、さらには多様な決済手段を搭載した、決済専業会社が唯一提供するSaaS型公金収納サービス。F-REGI公金支払い は、全国50以上の地方自治体で採用され、導入検討時から導入後までの全行程をフューチャーコマース一社でサポートしているので、担当者には負担を感じさせることなく導入・運用・管理を実現できるとしている。