総務省は29日、「2013年住宅・土地統計調査(速報)」の結果を発表した。 それによると、全国の空き家数は前回調査(2008年)比8.3%(63万戸)増の820万戸となり、空き家率は過去最高の13.5%となった。空き家率は前回より0.4ポイント上昇した。

総住宅数は前回比5.3%(305万戸)増の6,063万戸。別荘などの2次的住宅数は41万戸で、2次的住宅を除いた空き家率は12.8%だった。

総住宅数、空き家数および空き家率の推移 全国(1963年~2013年)(出典:総務省統計局Webサイト)

2次的住宅を除いた空き家率を都道府県別に見ると、山梨県の17.2%が最も高く、以下、愛媛県の16.9%、高知県の16.8%、徳島県と香川県が同率の16.6%と続いた。一方、空き家率が最も低いのは宮城県の9.1%で、次いで沖縄県の9.8%、山形県の10.1%、埼玉県と神奈川県が同率の10.6%、東京都の10.9%となった。

共同住宅数は前回比6.8%(141万戸)増の2,209万戸で、住宅総数に占める割合は同0.7ポイント増の42.4%。また、共同住宅の占める割合が最も高いのは東京都で70.0%だった。

持家住宅数は前回比6.3%(192万戸)増の3,224万戸で、住宅総数に占める割合は同0.8ポイント上昇の61.9%となった。

調査日は2013年10月1日。調査対象は約21万調査区、約350万住戸・世帯(空き家等を含む)。