リコーは16日、同社の韓国における販売会社であるRicoh Korea(以下、リコーコリア)を通じて、FutureTech(以下、フューチャーテック社)およびFutureWare(以下、フューチャーウェア社)の2社を買収すると発表した。

フューチャーテック社およびフューチャーウェア社は、韓国市場にてIT機器の販売、ソリューション提供、保守サービスにおいて付加価値の高いビジネスを展開している。韓国国内では、本社および6拠点でオンサイトサービスを提供しており、金融・保険関連など多くの大手企業に顧客基盤を持つという。

リコーは、韓国を重点戦略地域のひとつとして位置づけており、2013年4月に100%出資の販売会社としてリコーコリア(本社:ソウル)を設立。同年にはプロダクションプリンティング製品の販売・サービスを開始し、2013年秋からは一般オフィス向けの複合機、プリンターの販売、サービス、オフィスソリューションを提供している。

リコーは今回の買収について、同社の戦略成長分野であるサービス事業における基盤強化の一環と説明。今後は韓国において、より幅広い層の顧客へのマネージド・ドキュメント・サービスやITサービスなどの付加価値提供が可能となるとしている。