アイドルグループのBiS(ビス)が8日、神奈川・横浜アリーナで、解散ライブ「BiSなりの武道館」を開催した。

解散ライブ「BiSなりの武道館」を開催したアイドルグループのBiS

2011年に結成したBiSこと"新生アイドル研究会(Brand-new idol Society)"は、プー・ルイ、ヒラノノゾミ、カミヤマサキ、テンテンコ、ファーストサマーウイカ、コショージメグミの6人によるアイドルグループ。ローション握手会やハグ会、PVでは全裸やAVのハメ撮り風などに挑戦、さらにはファッションデザイナー・コシノジュンコの加入など、アイドルらしからぬ破天荒な活動で話題を集めた。

ライブ開催前には、チケットが1万枚売れ残っているという報道もあったが、この日はBiSの最後の勇姿を見届けようと約9,000人の研究員(ファン)が集結。オープニングには、脱退したメンバーのナカヤマユキコ、ヨコヤマリナ、ミチバヤシリオも駆け付け、白い戦闘服姿で「nerve」を元気いっぱいに披露した。その後、カラフルな衣装に着替えたメンバー6人は、途中3分間の休憩をしつつ、全48曲を約3時間半に渡って一気に歌唱。途中、活動休止中のCHAGE and ASKAの「YAH YAH YAH」を熱唱する場面もあり、会場は一体となって盛り上がった。

ラストは大きな風船が飛び交う中、メンバーが客席を走り回るパフォーマンスも。「nerve」を再度熱唱したプー・ルイらのメンバーは、「ありがとうございました!」と感無量の表情で、3年5ヶ月という活動期間を締めくくった。ライブ終了後は、渡辺淳之介マネージャーが「これからそれぞれ面白いことをやっていくから、目を離さないで欲しい」と、ヒラノノゾミとファーストサマーウイカがユニットを組むなど各メンバーの今後の活動を発表。加えて、解散翌日の9日に、東京・下北沢で「元BiSなりのワンマンライブ」で再集結することも急遽発表し、"研究員"たちを喜ばせていた。