俳優で武道家の藤岡弘、が1日、都内で行われた洋画専門CS放送ザ・シネマのオリジナル特番『藤岡弘、ガチ・アクションスター道』(8月2日 20:45~21:00ほか)の取材会に登場した。

特別番組『藤岡弘、ガチ・アクションスター道』の取材会に登場した藤岡弘、

洋画専門チャンネル ザ・シネマは、7・8月の2カ月連続で「ザ・シネマの夏はガチ・アクション祭り!」企画を実施。7月の第1弾・第2弾企画では、7月5日(16:30~)にトム・クルーズ出演作を特集放送するほか、21日(6:00~翌朝6:00)まで24時間ノンストップで『M:I-2』などのアクション映画を放送する。藤岡は、第3弾企画となる「ガチ・アクションスター総選挙」の特別番組に出演。シルヴェスター・スタローンらハリウッドのアクションスターの魅力を藤岡節で語っている。

番組の収録を終えた藤岡は、武道家らしい袴姿で登場。「番組では世界のアクションスター達について語ったのですが、自分と相通じるものを感じましたね。僕は俳優として、今までスタントを使わずにアクションをやってきたので、本物のアクションスターとして絶えず挑戦しているアメリカの俳優の方の生き様が自分とオーバーラップして考えさせられました」と振り返った。

「アクションスターに一番必要な条件は?」と聞かれると、「肉体と精神を自分の極限まで強化するために磨き続けて、絶えず訓練し続けること。それがアクションスターとしての備えではないかと思います」と回答。さらに、好きなアクションスターについては「僕はアクションスターは全員、生き様も姿勢も大好き。とくにシルヴェスター・スタローンはあの年になっても、色々な挑戦をして気力を失っていない、常に戦闘モード体制でいる気迫が好きだね」と熱く語った。

これまで、生死を彷徨うような危険なアクションシーンにも数多く挑戦してきた藤岡。かつて撮影したアクション作品の撮影で辛かった思い出について聞かれると、「カースタントをやったり、バイク事故で30メートル吹っ飛んで転がりながら壁に叩きつけられたり、馬で全速力で走っている時に急にひっくり返って、僕が何メートルも吹っ飛んで前に落ちたら、自分の上を馬がビューッと吹っ飛んでいったり。あの時、馬の蹄にひっかけられていたら、僕は今いないよね(笑)。本当に運が良かったなと思うよ」と笑顔で武勇伝を披露し、報道陣を驚かせていた。