松本幸四郎主演『鬼平犯科帳』最新作「密告」で、盗賊・伏屋の紋蔵を演じる駒木根葵汰が、撮影現場での“洗礼”を明かした――。
26日・27日の2夜連続で、ファンイベント「第2回『鬼平犯科帳祭』」が東京・浅草公会堂で開催。拷問シーンで縛られて動けない状態で周囲にイジられ、市中引き回しでは後ろ手に縛られたまま馬上へ。さらに、アフタートークでは前日の若手中心の穏やかな収録から一転、幸四郎らベテラン陣の自由すぎる空気に翻弄された。
27日、「密告」の上映後に登壇した幸四郎、尾美としのり、本宮泰風、浅利陽介、山田純大、久保田悠来、山田真歩、そして駒木根。今回のイベントでは、今後、時代劇専門チャンネルで「密告」本編の後に放送予定のアフタートーク番組の収録が行われた。
駒木根は、撮影時にレギュラーキャスト陣の仲の良さを目の当たりにしたのだそう。ただ、拷問を受けるシーンのカットがかかった後、縛られて動けない状態で「コチョコチョしてくる人もいるし、早くどっか行ってくれないかなと思いました(笑)」と本音を吐露した。
「みんな拷問好きなんだよね(笑)」と司会を担当した本宮が言うように、レギュラー陣は拷問のシーンになると、なぜかテンションが上ってしまうそうだ。
駒木根が今回の作品で印象深いというシーンは、市中引き回しのため、後ろ手に縛られた状態で馬に乗った場面。「高いし揺れるので、めちゃくちゃ怖かったです。みんな最初は助けてくれたんですけど、最後のほうは“行けるっしょ!”って(笑)」と、周囲のケアの変化をまざまざと感じたことを振り返った。
この撮影の合間の様子と同じく、アフタートークでは劇中とは打って変わって和気あいあいとおしゃべりを繰り広げる、自由すぎるベテランキャストたち。前日にはもう一つの最新作「本所の銕」の上演後に市川染五郎、中島瑠菜、阿佐辰美という若手陣とともにアフタートークの収録を行った駒木根は「今日は、昨日とは全然違う場所にいるみたいでした。昨日は言い方アレですけど、フレッシュな…」と口を滑らせてしまい、大人たちが一斉に立ち上がって抗議する。
それでも駒木根は「昨日はめちゃくちゃ台本通りに行って心が穏やかだったんですけど、今日はだんだん変な方向に行ってドキドキしちゃって、昨日出なかった汗がすごいですよ!」と果敢に訴え、しまいには尾美にイスを取り上げられてしまった。
駒木根の言うとおり、前日のアフタートーク収録では、司会がフジテレビの佐野瑞樹アナウンサーだったこともあり、順調に収録が進行。しかし、観客からの質問コーナーで、幸四郎が一般客に紛れて、「先ほど阿佐さんが駒木根さんを“胡散臭い”と言っていたんですけど、駒木根さんが胡散臭い役者さんなのか、駒木根さん自身が胡散臭いのか、どっちか教えてください…」と質問するなどして場をかき乱し、息子の染五郎が「お騒がせして申し訳ございません(笑)」と謝罪することになった。
一方で幸四郎は、この日に上映された「本所の銕」を見て、「本当に感動しました。出ている人の前で言うのはアレなんですけど、本当に素敵な作品ができて、それに関われて本当に良かったと思って、泣きました」と最高の賛辞を送りながら、「若いっていいですね。悔しい…(笑)」と吐露する場面もあった。
池波正太郎原作の『鬼平犯科帳』は、火付盗賊改方長官・長谷川平蔵、通称“鬼平”の活躍を描く人気時代劇シリーズ。今回、特別先行版『鬼平犯科帳 本所の銕/密告』として、最新作「本所の銕」「密告」の2作品がまとめて上映されることになった。7月10日からTOHOシネマズ日比谷ほかで全国ロードショーされる。














