ヤマハ発動機は1日、同社初の市販マルチホイールモデルであり、フロント2輪構造を特徴とする125ccのオートマチック(AT)コミューター「トリシティ(TRICITY) MW125」を発表した。9月1日に発売される。

ヤマハ「トリシティ MW125」

「トリシティ MW125」は、旋回時にフロント2輪が車体と同調してリーン(傾斜)する同社独自のLMW(Leaning Multi Wheel)機構を採用し、パワフルで燃費性に優れる水冷125ccYMJET-FIエンジンを搭載したコミューター。車両区分は「第二種原動機付自転車(原付二種)」となり、運転には「小型限定普通二輪車(AT含む)免許」以上が必要となる。

AT二輪車と同様の扱いやすい運転操作性を備え、軽快でスポーティなハンドリングと安定感の両立による新しい楽しさ、さまざまな路面状況での快適な乗り心地も特徴に。乗降りしやすいステップスルーのフラットフットボード、フルフェイスヘルメットも収納可能な大容量のシート下スペースなどにより、シティコミューターとしての利便性も高い。

収納スペース確保や広いフットボードに貢献するアンダーボーン型フレーム、左ブレーキレバーを操作するとリアブレーキ効力を発生させ、あわせてフロントにもバランス良く制動効力を発生させるユニファイドブレーキも採用した。見やすい液晶デジタルメーター、LEDポジションランプ、LEDテール&ストップランプなども採用されている。

ヤマハ「トリシティ MW125」の価格は35万6,400円(税込)。