ニュースでは「よろん」と言っていたような、いや「せろん」と言っていたような…なんて、迷いやすい「世論」の読み方。世論はどちらの読み方で読むのが、果たして正解なのでしょうか?マイナビニュース会員に、世論をどちらで読むことが多いのか、聞いてみました。

Q.「世論」の読み方、どちら派ですか?

「よろん」 85.3%
「せろん」 14.7%

■「よろん」派の意見

・「NHKのニュースでよろんと言っていたような気がしたから」(31歳男性/商社・卸/事務系専門職)
・「ニュース等でそう言っていることが多く、耳慣れているから」(26歳女性/食品・飲料/販売職・サービス系職)
・「せろん、とも読むとは教わったが、使ってる人に遭遇したことない」(22歳女性/生保・損保/営業職職)
・「小中学校では『せろん』ではないと×だったが、自治体で業務をしていたり、ニュースでは『よろんちょうさ』などと耳にする機会が増えたため」(34歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)

■「せろん」派の意見
・「『よろん』には『輿論』という呼び名がある。(本来は世論もこちらを使うべきですが…)」(34歳男性/金属・鉄鋼・化学/その他職)
・「小学生の時、せろんが正しいと習ってそのくせが抜けない」(32歳女性/運輸・倉庫/秘書・アシスタント職)
・「ぱっと口にでるのはせろん。でも意識的に話す時はよろんというかも」(45歳男性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
・「会話において、『与論』と区別するため」(32歳女性/運輸・倉庫/事務系専門職)

■総評

世論の読み方が「せろん」、「よろん」とで分かれるようになった背景には、もともとあった「輿論(よろん)」という言葉の「輿」という漢字が、昭和21年に公布された当用漢字表に含まれておらず、「世論(せろん)」という文字を代用して使うようになったからなのだそうです。ただしこれには問題意識を持っている方も多く、「よろん(輿論)」は世間一般の共通意見、「せろん(世論)」は世間のうわさや風評をあらわす言葉だから、「世論調査」等は「よろん」、世の中のうわさや風評をあらわす時は「せろん」と使い分けるべきだと考えている人もいます。また一方で、もともと「輿論」も「世論」も区別されていた言葉ではないため、世間のうわさや風評に「世論(よろん、せろん)」を使わなければいいだけだと考える人もいます。

今回の調査では約8割以上の方が「世論」を「よろん」と読むと回答されていました。ただし「よろん」の読み方が多数派とはいえ、「世論(よろん)」という言葉の成り立ちを知る方にとっては、その使い方に違和感を覚える人も少なからずいるようです。ただ、日本語は変わっていくもの。今後も「世論」に対する世論に注目かもしれません。

調査時期: 2014年6月5日~2013年6月7日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性137名 女性163名
調査方法: インターネットログイン式アンケート