河北新報社とヤフーは、9月14日にサイクリングイベント「ツール・ド・東北 2014」を開催する。エントリーは6月24日まで。

ツール・ド・東北 2013の様子

気仙沼を折り返し地点にするコースも新設

同イベントは、東日本大震災の復興支援および震災の記憶を未来に残していくことを目的に、宮城県三陸沿岸の2市2町(石巻市、女川町、南三陸町、気仙沼市)を舞台に開催するサイクリングイベント。昨年開催した第1回目よりもさらに多くの人々が参加できるよう、募集人員を1,500名から3,000名に増員。気仙沼を折り返し地点とする220kmのコースを新設した。

海岸線を走る

今の東北の風景を感じて走る

コースは「気仙沼フォンド(220km)」「南三陸フォンド(170km)」「北上フォンド(100km)」「女川・雄勝フォンド(60km)」の4コース。個人申し込みに加え、多くのリクエストがあった「チーム申し込み」も可能となった。また、参加料に「ツール・ド・東北基金」への寄付を含み、抽選なしで出走枠を得ることができる「ツール・ド・東北チャリティーライダー」プログラムも新設した。

参加費は「気仙沼フォンド」は1万5,000円、「南三陸フォンド」は1万1,000円、「北上フォンド」は9,000円、「女川・雄勝フォンド」は7,000円。「ツール・ド・東北 チャリティーライダー」プログラムは5万円(参加料はいずれも税別)。

スタート・ゴール地点にはフードコートも

同イベントでは、会場内での受付や、エイドステーションでのおもてなしなど、大会運営のサポートに欠かせないボランティアで組織する「ツール・ド・東北 クルー」を発足。自転車で走るだけではなく、様々な形でイベントに参加できる仕組みを整えている。参加者は、翌年の大会でライダーとして参加できる優先出走権を得ることができる。

地元の方も各所で応援

エイドステーション

「参加者」同士の交流を深め、土地の魅力に触れられる企画も多く用意する。エイドステーションでは、各地域の旬の幸を提供。スタート・ゴール地点では、ご当地のグルメが楽しめるフードコートを展開する。フードコートは来年以降も店舗を充実させていき、将来的には東北・三陸の味覚が勢ぞろいする祭典として育てていくという。

また、自転車に乗らない同行者にも三陸の今を感じてもらうため、ライダーと同じコースを巡る応援ツアーや被災地視察などのオプショナルツアーを用意する。

エントリーは6月24日まで。そのほか詳細は公式サイトを参照。