野村不動産アーバンネットはこのほど、同社が運営する投資用不動産サイト「ノムコム・プロ」にて実施した「不動産投資に関する意識調査(第6回)」の結果を発表した。同調査は、同サイトの会員を対象として5月16日~22日に実施。588人(投資物件の保有者399人、非保有者189人)の回答を得た。

買い時感は下がったが、不動産価格は「上がる」が半数以上

「投資用物件の買い時感」については、「買い時だと思う」「間もなく買い時が来ると思う」を合わせると58.6%で約6割が買い時と回答したものの、「買い時だと思う」が1年前の前回調査に比べ15.7ポイント減少し42.3%、「買い時はしばらく来ないと思う」が前回調査より15.5ポイント増加し41.3%という結果となった。

「1年後の不動産価格の予測」は、「上がる」が51.5%と前回調査に比べ14.0ポイント減少したものの、「下がる」の9.9%を大きく上回り、不動産価格は「上がる」と半数以上が予測している結果となった。

これから有望な投資エリアの1位は「品川・泉岳寺」

「不動産投資先としてこれから有望だと思うエリア」を聞いたところ、関東圏の1位は「品川・泉岳寺エリア」だった。山手線の品川駅~田町駅間に新駅ができる計画があることで注目されている。

オリンピック関連エリアの不動産投資注目度が高い

2位、3位、4位は、東京五輪開催で期待が高まっている東京湾岸エリア「晴海・勝どき・月島エリア」「豊洲・東雲エリア」「有明・お台場エリア」だった。関西圏の1位は大阪駅の北側の「うめきたエリア」で、先行開発区域である「グランフロント大阪」が2013年4月に開業し、今後の開発にも注目が集まった。

関西エリアでは「うめきた」「阿倍野」「三ノ宮」の注目度が高い