エヌ・アンド・シーは、5月10日~12日にかけて、全国の20~59歳のビジネスパーソン2,000人を対象に「建設業界における女性の活躍と外国人労働者受け入れに関する意識調査」を実施した。

人材不足解消のために、女性の活躍推進が不可欠であると思うか

現在、建設業界の人材不足によって、工事の遅れや工事現場の事故増加、工事の品質低下などの影響が出かねないと懸念されている。そこで、人材不足解消のために、女性の活躍推進が不可欠であるか尋ねたところ、50.9%が「そう思う」と回答した。

建設業界で働く女性(土木系女子や建築系女子など)が活躍することで、どのような良い影響があると思うか聞いたところ、最も多かったのは、「他業界でも女性の活躍が推進される」(51.3%)だった。次いで「建設業界のイメージアップ」(38.7%)、「女性にやさしい家づくりが推進」(32.8%)、「建設現場の雰囲気がよくなる」(29.9%)が続いた。

女性(土木系女子や建築系女子など)が活躍することで、どのような良い影響があると思うか

「自分が住む街の街づくり」には、土木系女子に携わってほしいと思うか尋ねたところ、56.5%が「そう思う」(「非常にそう思う」と「ややそう思う」の合計)と回答した。

同様に、自分が購入するマンション・家や自分が勤めるオフィスビルの建築には、建築系女子に携わってほしいと思うか聞いたところ、「自分が購入するマンション・家の建築」では55.1%、「自分が勤めるオフィスビルの建築」では53.1%が「そう思う」と回答。街づくりや住宅、オフィスビルのいずれにおいても女性が携わってほしいと思うビジネスパーソンが半数を超えた。

建設業界で働く女性が活躍するためには、どのようなスキルや環境改善が必要なのか尋ねたところ、「建築士の資格取得」(82.5%)や「3D(3次元)CADスキルの習得」(80.7%)、「女性が働きやすい環境(トイレや更衣室など)の整備」(86.0%)、「仕事と家庭の両立支援制度の充実」(80.7%)などが挙げられた。

また「女性が働ける職場であることの対外アピール」(75.2%)や「建設業界のIT化(重機の遠隔操作など)」(72.5%)といった意見も多くなっている。

建設計画のプロジェクトリーダーが似合う女性タレントを聞いたところ、1位は「天海祐希」さん(400件)となった。2位は「江角マキコ」さん(139件)、3位は「米倉涼子」さん(121件)。4位には東京大学建築学科卒業の「菊川怜」さん(102件)もランクインしている。

建設計画のプロジェクトリーダーが似合う女性タレント