アテニアはこのほど、全国の20~60代の女性600名を対象に、「日本人女性の"想い"と"言葉"」に関する調査を実施し結果を発表した。調査期間は4月~5月。

「あなたは自分の想いを十分に他人に伝えられていますか?」

女性の9割以上が「想いを十分に伝えられていない」と回答

「あなたは自分の想いを十分に他人に伝えられていますか?」と聞いたところ、「伝えられている」と答えたのはわずか2.7% にとどまり、ほとんどの女性が「伝えられていない」と感じていることがわかった。

「あなたは想いを、言葉にして伝える為にそれぞれの手段をどれくらい利用しますか?」

続いて、想いを伝えたい時にどんな連絡手段を使用するのか質問したところ、半数以上の人が「実際に会って会話をする(52.0%)」を選択した。次いで「メール、チャット、SMSなどで伝える(30.0%)」、「電話で伝える(15.8%)」と続いた。FacebookやTwitterなどの「SNS」を選んだ人は7.0% と少数で、気軽なコミュニケーションツールとしては人気でも、想いを伝える手段としては不十分だと考える人が多いと言える結果となった。

想いを伝えられずに後悔した相手は「友人」、時期は「中高生」

「後悔したと感じたのは、どのようなシチュエーションですか?」

日本人女性はなかなか想いを伝えられないようだが、伝えられずに後悔した経験があるかと尋ねたところ、「はい(63.1%)」「いいえ(36.9%)」 と、6割以上の女性が後悔したことがあるという結果に。では、その時の相手はどのような関係の人だったのだろうか。「後悔したと感じたのは、どのようなシチュエーションですか?」と質問したところ、最も多かったのは「友人関係(58.1%)」だった。次いで多い順に「仕事(45.6%)」、「家族関係(43.3%)」、「恋愛(39.9%)」と続いた。

「これまでの人生で、想いを言葉に出して伝える量が最も少なかった時期を選択ください」

次に、言葉に出して伝えることが最も少なかった時期はいつ頃か聞いたところ、3割以上の人が「中高生」と答えた。後悔したときの相手が「友人関係」という結果からしても、心身ともに成長する思春期には、人間関係をはじめとする多くの悩みや迷いが生じるもの。そんな時期に、自分の意見を上手に伝えるのは難しいことのようだが、自分なりのコミュニケーション力を身に付けるためには、この時期の失敗や後悔は重要な経験とも言えるようだ。

9割以上の女性が「想いを伝えてくれる人が好ましい」と回答

「あなたは、自分の周囲の人に想いを言葉にして伝えてほしいと感じますか/ あなたは、想いをストレートに伝えてくれる人と伝えてくれない人、どちらの人が好ましいと思いますか」

「あなたは、自分の周囲の人に想いを言葉にして伝えてほしいと感じますか」という質問では、「はい(83.2%)」「いいえ(16.8%)」と8割以上の人が言葉で伝えてほしいと思っていることが判明した。また、「あなたは、想いをストレートに伝えてくれる人と伝えてくれない人、どちらの人が好ましいと思いますか」と尋ねたところ、「伝えてくれる人(92.3%)」、「伝えてくれない人(7.7%)」という結果に。多くの人が想いを伝えてほしいし、伝えてくれる人の方が好きだということがわかった。(アテニア調べ)