JR四国はこのほど、予讃線に投入する新型特急形車両8600系について、6月23日より営業運転を開始すると発表した。6月21・22日には試乗会と車両展示会も実施される。

8600系の車両展示会は高松駅でも行われる

8600系は、予讃線の特急「しおかぜ」に使用している2000系特急形気動車の老朽化にともない、置換えのために導入される新型車両。最高運転速度は時速130kmで、制御方式には発電・回生ブレーキ付VVVF(可変電圧可変周波数)インバータ制御を採用している。

量産先行車4両(2編成)が新造され、23日の特急「いしづち103号」(高松駅6時0分発・松山駅8時36分着)から営業運転を開始する。8600系は同日以降、特急「いしづち103号」「いしづち104号」(松山駅20時34分発・高松駅22時58分着)として予讃線を運行する予定だ。ただし、車両の試験や検査などのため、7月1日以降当分の間、水・木曜日の「いしづち103号」と火・水曜日の「いしづち104号」は2000系にて運転するとのこと。

試乗会は、6月21日に松山~今治間、22日に新居浜~観音寺間と観音寺~高松間にて実施。各回100名、合計300名が乗車できる。参加申込みはメールのみでの受付となっている。詳細はJR四国公式サイトを参照。6月9日締切り。車両展示会のスケジュールは、21日の9時30分から10時20分まで松山駅、12時30分から13時50分まで今治駅、22日の11時0分から11時30分まで新居浜駅、12時35分から13時30分まで観音寺駅、15時10分から15時45分まで高松駅での開催となっている。