宝塚歌劇団100周年の記念公演「セレブレーション100!宝塚~この愛よ永遠に~」の公開リハーサルが18日、東京・青山劇場で行われた。
同公演は、宝塚歌劇団の名曲や名場面を、歴代のタカラジェンヌたちで繰り広げるショーステージ。元男役トップスターの社けあき、麻路さき、高嶺ふぶき、稔幸、姿月あさと、湖月わたる、貴城けい、元トップ娘役の風花舞、星奈優里、大鳥れい、彩乃かなみ、蒼乃夕妃がレギュラーキャストを務めるほか、スペシャルゲストも多数出演する。公演は、上演中の同劇場ほか、愛知、島根、大阪で順次公演予定。
リハーサル後は、元男役トップスター7人が報道陣の取材に応じ、杜は「華やかさの上に、年を重ねたOGだからこその暖かさを乗せて演じたい。青春時代の気持ちを思い出して、懐かしんでいただけたら」とアピール。退団後は、舞台やミュージカルなどで女優として活躍するメンバーがいる一方、現在は主婦業に専念しているメンバーもおり、麻路は「長い間、男役をやっていたので、主婦よりこっちの姿の方が楽。(夫に)今度、こういう風にしてって言いたい」と笑いを誘っていた。
また、公演には1952年に入団した眞帆志ぶきが最年長で出演しており、杜は「何歳になっても努力を怠らなくて、宝塚って本当にすごいと思った。39期生から96期生まで57年の差があって、家族と呼んでふさわしい」と100周年ならではのキャストに感慨深げ。1914年の初公演以来、ファンを魅了し続ける宝塚歌劇団を"女の軍隊"と称した杜は、「朝5時の掃除から始まって、お辞儀の角度もすべて決められてて大変だった」と苦労を明かしつつ、「『清く、正しく、美しく』が宝塚にはある。200年、300年と続いていくことを期待したい」と願っていた。