ねむろ水産物普及推進協議会「まるごと根室」は6月5日~6日、北海道庁赤れんが庁舎前(北海道札幌市)にて「ねむろ産直ときしらず祭り」を開催する。

水揚げされたさけ・ます

「ときしらず」とは

「ときしらず」とは、通常は秋であるはずの産卵期を勘違いし、春に川にのぼってきた「時を間違った鮭」のこと。以前は珍しい魚であったが、今では漁業技術が発達し、川に遡(そ)上する前に海の沖合で春の鮭を漁獲することができるという。

春にとれる鮭は秋に沿岸部で漁獲されるものと違い、生まれ故郷の河川に帰る長旅に備えて回遊中でたくさんの餌を食べて栄養を十分に蓄えている。特に根室で水揚げされるものは、漁獲後いち早く市場に届くため、鮮度も良い。身も引き締まっており、脂のノリがちょうど良い状態であるとのこと。

鮮魚店に並んだ「時鮭(ときしらず)」

ときしらずの炭火焼や切り身を数量限定で

同イベントでは、炭火焼の香りと煙の中で、白鮭ときしらずを2,000食限定で販売する。そのほか、塩焼きやバター焼き、"ちゃんちゃん焼き"で味わえる切り身(数量限定)、根室でしか手に入らない旬の特産品なども数量限定で用意する。

開催時間は10時~18時(6日は17時まで)。