ロックバンド・氣志團の綾小路翔が、主題歌を担当する尾野真千子主演ドラマ『極悪がんぼ』(フジテレビ系 毎週月曜21:00~21:54)の第6話(19日放送)にゲスト出演することが12日、明らかになった。

左から、板尾創路、仲里依紗、尾野真千子、綾小路翔、三浦翔平

『極悪がんぼ』は、尾野演じる神崎薫を中心に、裏社会に潜む最悪のトラブルに対処する極悪エンターテインメント。綾小路は、三浦翔平演じる茸本和磨の先輩、諸子氏武(もろこしたける)役で出演する。諸子氏は、昔は暴走族として"がんぼ"(やんちゃ)だったが、今はホストクラブ騎士団(ナイト)の代表取締役社長として大金を稼いでいる男。後輩の茸本を訪ねて、金髪のリーゼントヘアにサングラス、派手なスーツ姿で、スナック「まやかし」に登場し、ご機嫌な様子で女の子をはべらかしたり、カラオケで主題歌の「喧嘩上等」を熱唱したりした。

『木更津キャッツアイ』(2002年)以来、約12年ぶりのドラマ出演を果たした綾小路は「全身全霊で悔いのないように、自分のすべてを出し切った」と興奮気味にコメント。昨年初めて舞台に挑戦した際に「やるなら思いっきり」ということを学んだと話し、「カッコつけたって駄目だと思ったので、全身全霊で、綾小路 翔のすべてを出し切りました」と語った。

また、12年間ドラマ出演のオファーをすべて断ってきたと言い、「ファンの皆さんの間では"綾小路さんのスティック読み"と心配されるくらい、セリフが棒読みでひどかったんですよ」と理由を明かした。そして、今回は「初の月9主題歌をやらせていただいてますし『ここで出演しなきゃ男がすたる』と思った」と言い、「最近、なるべく恥をかかないように生きようとしていたんですが、『かけるなら恥もかこう。その先に得られるものがあればいいな』という気持ちになってきたんです。しかもこんな素晴らしい俳優の方々のお芝居を間近でみられる機会はめったにないですから」と出演を決意した。

綾小路はまた、主題歌「喧嘩上等」についてあらためて、「久しぶりにメンバー全員で集まって、話し合って作った力作です。こういうスタイルで作るのは『One night carnival』以来、約15年ぶり」と語り、「実際番組で流れているところを見て、飛び上がって、小躍りしてしまいました」と喜びを表現。そして、「ドラマを見て曲を聴いてくれた人たちから『氣志團の新境地だね』と言われたりして、とてもうれしい限りです」と期待している。