『クラッシュ』のポール・ハギス監督最新作『サード・パーソン』(6月公開)で、ミラ・クニスら主要キャスト陣が総登場する特報映像がこのほど、公開された。

ミラ・クニスが登場する『サード・パーソン』の1シーン

『ミリオンダラー・ベイビー』の脚本を手がけ、監督デビュー作『クラッシュ』でアカデミー賞作品賞・脚本賞をダブル受賞した、ポール・ハギスが監督・脚本を務める本作は、ニューヨーク、ローマ、パリの3つの街を舞台に3組の男女が織りなす愛のミステリー作品。

パリでは、ホテルにこもって執筆している小説家(リーアム・ニーソン)と、作家志望でもある愛人(オリヴィア・ワイルド)が愛を育み、ローマでは、アメリカ人のビジネスマン(エイドリアン・ブロディ)があるバーで、密輸業者に娘を誘拐され他人を信じることができない女(モラン・アティアス)と出会う。ニューヨークでは、ホテルで働きはじめた元女優(ミラ・クニス)が、売れっ子現代アーティストの元夫(ジェームズ・フランコ)と親権争いを繰り広げている。一見何の接点もないようなそれぞれの愛のエピソードが並行して描かれ、クライマックスに向けて物語が交差していく様を、ハギスならではの手腕で描く。

公開された映像では、印象的なピアノの旋律が流れ、リーアム・ニーソン、ミラ・クニス、エイドリアン・ブロディ、オリヴィア・ワイルド、ジェームズ・フランコ、モラン・アティアスら出演陣が、大切なものを見失った表情で次々と登場。音楽が途切れたところで「見ててね」という子供の声が聞こえ、最後には「あなたの大切なもの、見えていますか?」という言葉が投げかけられる。

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