映画『大人ドロップ』(4月4日公開)で主演を務めた俳優・池松壮亮、ヒロイン役の女優・橋本愛らが23日、ロケ地・伊豆にて一日駅長&一日ミス伊豆急に就任し、イベントに参加した。

ロケ地・伊豆でのイベントに参加した『大人ドロップ』出演者たち。左から前野朋哉、橋本愛、池松壮亮、小林涼子、飯塚監督

作家・樋口直哉が描いた同名青春小説を実写映画化した本作は、すべて伊豆エリアにて撮影。イベントでは、池松壮亮、橋本愛、小林涼子、前野朋哉が伊豆急行の制服を着て、"一日駅長"や"一日ミス伊豆急"となって、駅長任命式や貸し切りミニツアーに参加した。

任命式では、伊豆急行代表取締役社長永瀬巌氏より出演者4人へ任命書が手渡され、その後トークイベントを開催。主人公・由役の池松は「どこを切りとっても絵になる」、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』のユイ役で"ミス北三陸鉄道"を演じた橋本は「この撮影をしていたときは東京のスタジオでの撮影が続いていた」と振り返り、「撮影中も海を眺めたりしながら、本当に住みたいなと思っていました」とそれぞれ伊豆の魅力を語った。

一方、由のクラスメイト・ハル役の小林は「撮影の最後に海鮮丼を食べたときは、てんこもりのお刺し身に興奮しながらイッキに食べたのを覚えています」、由の親友・ハジメを演じた前野は「由と2人で遠くにいる好きな女の子に会うために旅するシーンがあるんですが、その撮影で何年かぶりに山にも登れたのでうれしかったし楽しかったです」と撮影エピソードを披露した。

トークイベント終了後に実施した貸し切りミニツアーでは、出演者4人と飯塚健監督が伊豆急リゾート21ドルフィン号を使用した「大人ドロップロケギャラリートレイン」に同乗。乗客は、同ツアー限定の特製掛紙付き記念弁当や、車内放送を使ったロケ地MAP案内生放送、小林涼子と前野朋哉による検札業務などを楽しんだ。

イベントに参加した池松は「久しぶりの青春映画ということもありましたし、何より人に恵まれて楽しかったです。僕にとっては人に恵まれ、伊豆の景色にも恵まれた作品です」とあらためて作品についてコメント。橋本も「この作品では久しぶりにロケに参加させていただき、しかも伊豆という大好きな場所の空気を吸いながら仕事ができたことがうれしかったです」と語った。

なお、4月6日には、伊豆の下田市民文化会館にて1日限定の凱旋特別上映を行うことが決定している。

(C)2014 樋口直哉・小学館/「大人ドロップ」製作委員会