セールス・オンデマンドは、東京23区・大阪市・福岡市勤務で花粉症を発症している20~40代の男女350人を対象に、「花粉症実態調査」を実施した。

花粉症発症者は、くしゃみや鼻水などで1時間あたり5回仕事を中断している

半数が花粉で思考力の低下を自覚

まず、花粉症の仕事への影響を尋ねたところ、6割強がくしゃみ・鼻水で1時間あたりにそれぞれ5回仕事を中断していると回答した。鼻水やくしゃみで仕事ができない時間(1日平均)については、44.6%が「10分以上~60分未満」と回答。また、49.4%が平常時と比べて花粉シーズンは思考力が低下すると回答した。

仕事での失敗「喫茶店でサボった」

自身の花粉症の症状が重症/中等症/軽症のうち、重症と回答した人を対象に仕事での失敗について尋ねたところ、28.3%が「仕事が手につかず、会社のトイレでサボったことがある」と回答した。

また、「営業に行くと会社を出たが、つらくて喫茶店でサボったことがある」(8.3%)や「お客様との打ち合わせで、突然出たくしゃみを手で覆うことができず、お客様に唾を飛ばしてしまった」(8.3%)との回答もあった。

重症の花粉症発症者は、仕事が手につかずトイレでサボった経験を持つ人も

7割弱が女子力低下

次に、花粉症による「仕事効率」への影響についての調査では、約7割が仕事効率が低下すると回答。低下率は、通常よりも仕事効率が「61~80%まで低下」(32.0%)、「41~60%まで低下」(19.4%)が上位に挙がった。更に12.9%が、「花粉症シーズンは仕事のミスが多くなる」と回答した。

花粉症シーズンは仕事の効率も低下する

また、花粉シーズンにおける気持ちや身体の状態についても「疲れやすくなる」(28.3%)、「前向きになれない」(26.0%)、「イライラする」(22.6%)が上位に挙げられ、平常時と変わらないと回答した人はわずか2割だった。

さらに、68.0%の女性が花粉シーズンは女子力が低下すると回答している。その理由としては、「肌が荒れたり、赤くなったりするので化粧のノリが悪い」(63.9%)、「マスクで顔が隠れるので、化粧に気合いが入らない」(49.6%)などが挙げられた。3割強の男性も、花粉症の女性は女子力が低下していると回答している。