阪急電鉄は宝塚歌劇100周年を記念し、21日から宝塚本線宝塚駅にて、列車出発時の合図音(出発メロディー)を「すみれの花咲く頃」に変更する。

写真は阪急宝塚線の1000系

「すみれの花咲く頃」は、宝塚レビューの父として知られる宝塚歌劇団の演出家・白井鐵造氏が、1930年上演の「パリゼット」で主題歌として訳詞した曲で、宝塚歌劇を代表する楽曲として知られる。阪急電鉄が「ご当地」にゆかりのある楽曲を出発メロディーに採用するのは今回が初めて。約12秒のシンセサイザー音として流れる。

あわせて今津線の宝塚駅でも出発メロディーの変更を実施。手塚治虫氏の名作アニメ『鉄腕アトム』の主題歌(高井達雄氏作曲)を採用する。手塚治虫氏は5歳から24歳までの約20年間を宝塚で過ごし、宝塚歌劇とのゆかりも深いという。宝塚本線と同様、約12秒のシンセサイザー音として列車出発時に流れる。