ゲスト声優として出演する段々原照代役の武井咲(左)と頑馬博士役のコロッケ

女優の武井咲が、4月19日に公開されるアニメーション映画『映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』で、アニメ映画の声優に初挑戦することが明らかになった。

武井が演じるのは下春日部警察署の女性警察官・段々原照代(だんだんばらてるよ)で、やる気だけは一人前だが署内ではトラブルメーカーと言われ、いつも空回り。ひそかに刑事になることを目指し、ロボとーちゃん騒動を専任で調査するキーパーソン的な役柄になるという。武井は「小さいころに観た映画版の『クレヨンしんちゃん』に感動したことを今でも鮮明に覚えています。大人になってからも大好きなしんちゃんと共演することができてうれしいです! 野原家と交流できることを本当に楽しみにしています!」と、喜びをあらわにしている。

また、ものまねタレントのコロッケが前作『映画クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!』に続き、2年連続でゲスト声優を務めることも決定。前作では声優初挑戦でありながらも、見事にしんちゃんの世界観を体現したコロッケだが、本作では父親復権を叫ぶ謎の組織「父ゆれ同盟」に組する科学者であり、ロボット工学の世界的権威でもある頑馬博士(がんまはかせ)を十八番のモノマネを織り交ぜながら演じるという。コロッケは「2作品連続で出演できるなんてうれしくて飛び上がりました。皆さんに喜んでもらえるよう、ものまね以上にがんばります!」と意気込みを語っている。

二人の起用についてテレビ朝日の岸本隆宏プロデューサーは「がんばり屋さんの女性警察官として、野原家とともに事件の謎に挑む段々原役には、フレッシュな魅力に溢れ、作品が目指す幅広い層に高い人気を誇る武井咲さんにぜひともお願いしたいと思いました。コロッケさんには、十八番のモノマネ『ロボ五木ひろし』も、どこかで披露してもらえないかと画策しております」と期待を寄せている。

通算22作目となる『映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』は、父・ひろしがマッサージから帰ってきたら突然ロボットになっていた――という劇場版ならではの奇想天外な物語となり、『しんちゃん』映画史上"最もアツイオヤジの戦い"が描かれる。

(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK2013