女優・芳賀優里亜が初フルヌードで体当たり演技に挑んだ映画『赤×ピンク』が、2月22日に公開を迎える。その前後には、同じく「戦うコスプレ女子」を描いた作品が、偶然にも集中した。

映画『赤×ピンク』 (C)2014「赤×ピンク」製作委員会

本作は、直木賞作家・桜庭一樹の同名小説を原作に、自らのアイデンティティを探し、もがき成長する女性たちの強さともろさを描いた。舞台は、女性同士が戦う格闘技ショー"ガールファイト"。芳賀が演じるのは、性同一性障害による女性恐怖症を持つ女流空手家・皐月で、その皐月を誘惑する人妻格闘家の千夏役を多田あさみ、心優しきSM女王様・ミーコを水崎綾女、人見知りで気弱なまゆ役を小池里奈が演じる。

メガホンをとったのは、三大特撮ヒーロー作品(ウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊)のグランドスラムを達成した坂本浩一監督。近年は、女優の美しさや魅力を引き出すことにおいても名手であることから、『白魔女学園』や『009ノ1 THE END OF BEGINNING』なども手掛けた。本作は、バイオレンスアクションに加え、女性同士の濃厚なラブシーンや繊細で不安定なキャラクター描写なども見どころとなっている。

この『赤×ピンク』の公開日前後で、同じく「戦うコスプレ女子」系の作品が集中している。『ヌイグルマーZ』(公開中)は、中川翔子が初主演を務める特撮アクションコメディ。中川扮するロリータファッションの少女・鮎川夢子が、ピンクのテディベア・ブースケと合体することにより、「ヌイグルマーZ」へと変身する。

壇蜜主演の『地球防衛未亡人』(2月8日公開)は、婚約者を怪獣に殺された元芸者という経歴をもつ地球防衛軍のエースパイロット・ダン隊員が、地球を守るために怪獣と戦う姿が描かれている。怪獣を攻撃するたびなぜかエクスタシーを感じてしまうダン隊員役を、壇蜜が自身3度目の主演で演じ切る。

『赤×ピンク』と同日の公開となるのが、『キック・アス ジャスティス・フォーエバー』。アメコミ好きの青年と、復讐のために父親から戦闘技術をたたき込まれた少女が、覆面を身につけ、犯罪組織に立ち向かう姿を描いた前作。第2弾となる同作でもクロエ・グレース・モレッツが華麗な立ち回りを披露する。

『ヌイグルマーZ』 (C)ヌイグルマーZ/フィルム・パートナーズ

『地球防衛未亡人』 (C)2014「地球防衛未亡人」製作委員会

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