JR北海道はこのほど、札幌駅に「受験生専用案内所」を設置した。列車運行状況の提供を行うほか、輸送障害などが発生した際、代替交通機関や試験場の試験時間などの情報を受験生に提供するための窓口として開設された。

札幌駅に「受験生専用案内所」を設置

同窓口は大学入試センター試験が行われた1月18・19日に開設され、6時30分から9時0分まで情報提供を行ったが、幸い2日間とも大きな交通機関の乱れは生じなかったという。

JR北海道は今後も各入学試験の実施日に合わせ、札幌駅に「受験生専用案内所」を設置する予定。設置日は国公立大学個別試験が行われる2月25日・3月12日、私立高校入学者選抜試験がある2月18日、公立高校一般入学者選抜試験実施日の3月5日。設置時間、案内内容などは大学入試センター試験実施日と同じだが、輸送障害が発生した場合は時間を延長して対応する。設置場所は2月18日のみ東コンコース、他の設置日はすべて西コンコースとなる。

また、入学試験実施日は、当日の降雪にただちに対応できる体制をとるほか、車両不具合発生時に対処できる係員を主要駅に配置。各駅長や指令センターの係員は早朝5時までに出社し、降雪状況の把握や事故などに即応できる体制を整えるなど、万が一の際にも輸送障害を最小限に抑えるための対策を取るとしている。