ドワンゴは、動画サービス「ニコニコ生放送」にて、1月18日と19日の「センター試験」関連番組を放送し、4番組合計で番組視聴者数46万人、コメント数26万件を記録した。

ニコニコでは、2014年の「大学入試センター試験」を皮切りに、"受験生を温かく見守る"大学入試プロジェクトをスタート。1月18日と19日に行われたセンター試験では、試験会場のひとつである東京大学赤門前から定点生中継を実施し、試験場でがんばっている受験生に向けて、視聴者から応援コメントが書き込まれていた。

試験日の夜には「センター試験解いてみた」と題して、有識者が今年のセンター試験問題に挑む番組を放送。堀江貴文氏(SNSファウンダー)、よこくめ勝仁氏(弁護士・前衆議院議員)、大森望氏(書評家、SF翻訳家)、苫米地英人氏(認知科学者)、西村博之氏、矢治健太郎氏(天文学者)、Tehu(スーパーIT高校生)、山田真哉(税理士、公認会計士)らが「センター試験」に挑戦した。

結果は以下のとおり。

テスト結果1日目

「政治経済」(100点満点)/堀江貴文:72点  よこくめ勝仁: 84点
「国語」 (200点満点)/堀江貴文:164点 大森望   :159点
「英語」 (200点満点)/堀江貴文:161点 苫米地英人 :194点

前衆議院議員のよこくめ氏、まさかの「憲法」「政治」系設問でミスするも、正答率8割を超えて堀江氏に勝利し、元政治家の面目躍如。現代文は両者ほぼ取りこぼしなしで正解というハイレベルな戦いだったが、大森氏が本業のはずの小説の読解でミス。ここが明暗を分けた。そして「英語」では、苫米地氏が試験時間80分のところ、残り時間42分の時点で解答終了し退出。しかも結果は1問間違いの194点と、驚異的な実力を示した。堀江氏は自身の結果に悔しがるも、正答率8割超えの高得点を記録している。

テスト結果 2日目

「地学」 (100点満点)/ひろゆき:0点  矢治健太郎: 56点
「数学I」 (100点満点)/ひろゆき:0点  Tehu :100点
「数学II」 (100点満点)/ひろゆき:0点  吉永賢一 : 92点 山田真哉:33点

番組に現れなかったひろゆき氏は、2日目の全科目が0点という結果に。スーパーIT高校生と呼ばれ、クリエイターとしても活躍するTehu氏は、まさに天才の実力を発揮して満点を記録し、番組出演した予備校教師も脱帽。ひろゆき氏の代わりは、問題解説をしていた東京大学医学部家庭教師研究会の吉永氏が飛び入り参加し、92点の高得点で東大家庭教師の実力を見せた。

今回のセンター試験よりスタートしたニコニコの大学入試プロジェクトでは、東京大学・京都大学の二次試験において、現役東大生・京大生が二次試験問題に挑む「解いてみた」番組の放送を予定。さらに今後も「卒業式」「入学式」など、さまざまなコンテンツの配信を行い、受験生をユーザーと一緒に温かく見守っていくという。