「1年以内に辞めそうな新卒社員がいる」29.3% - 管理職や社員教育に課題も

プレゼンテーション研修などを手がけるステップアップは、2013年入社の新卒を採用した会社で働く、20歳～79歳の管理職男女100人を対象に「新卒のケアに関する調査」を行い結果を発表した。調査は2013年12月20日～24日に行われた。

新卒社員が成果を上げていると思う人は4割

新卒社員は入社後に期待した成果を上げていると思うかを聞いたところ、最も多かった回答は「まだ上げていないが、これからだと思う」(54.0%)という回答になった。「予想以上に上げていると思う」は8.0%「上げていると思う」32.0%と合わせて40.0%の人が新卒が成果を上げていると感じており、54.0%の方が新卒社員のこれからに期待していることがわかった。

7.1%の新卒社員が「すでに辞めている」

新卒社員の中で、1年以内(2014年3月まで）に辞めそうな人はいるかという質問では「すでに辞めている」7.1%、「まだいないが今後出ると思う」29.3%と合わせて36.4%の人が辞めている、今後辞めそうだと回答した。

その理由としては「仕事にやりがいを見つけられていない感じがする」(59歳男性)、「仕事に対する目的意識が低い」(40歳男性)、「対人関係」(55歳男性)など様々だった。

「管理職・リーダー層に課題と感じる人がいる」74.0%

続いて、課題（改善が必要）と感じる人材層がいるかについて聞いたところ「管理職・リーダー層」と回答した人が最も多く74.0%にのぼった。次いで「一般社員層」という回答が37.0%で、「上記に課題を感じる層はいない」と回答した人は11.0%にとどまった。

社員教育が成功していると思うかという質問では「どちらとも言えない」が66.0%で最多だった。「成功していないと思う」と回答した16.0%と合わせて82.0%の人が社員教育について「成功している」と言えない状況にあるということがわかった。(ステップアップ調べ)