熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップを中心に、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、1週間分の芸能ニュースを総ナメできる!

※【爽快情報バラエティー スッキリ!!】→【スッキリ】、【情報プレゼンター とくダネ!】→【とくダネ】、【情報満載ライブショー モーニングバード!】→【バード】、【ノンストップ!】→【ノン】、【情報ライブミヤネ屋】→【ミヤネ】と略表記します

●「朝ドラ共演の杏と東出昌大が熱愛! 正月実家デート」【ミヤネ】

朝ドラ『ごちそうさん』の縁で紅白歌合戦にゲスト出演した2人は、何とその足で東出の実家に行っていた。東出母のおせち料理や雑煮を「ごちそうさん」し、さらに実家近くのホームセンターで園芸用品などを大量購入する写真が報道されている。

そもそも2人の出会いは、朝ドラではなく8年前。パリコレに参加した際、路上でバッタリ会ったというから運命的だが……杏の事務所は「たまたまオフが5日間あって予定がなかったこともあり、新年会をやるということで参加した。交際の事実はありません」、東出の事務所は「実家に来ていたのは事実ですが、他の俳優仲間もいた。友人の1人として聞いている」とそろって否定。どちらにしてもまだ本当のことは言えないだろうが、NHKドラマの放送中に熱愛報道が流れるのは異例だ。「子供ができたら、2メートル超えか」なんて。

●「58歳、郷ひろみが双子のパパへ」【ミヤネ】

24歳年下の利奈さんと結婚してから2年、還暦間近の郷が双子を授かったという。「妻と僕の間に2つの生命を授かりました。喜びの気持ちでいっぱいです。子どもたちが21歳のときには80歳、31歳のときには90歳です(笑)」と喜びのコメントを発表した。

そういえば、石田純一も58歳で子どもを授かったし、市村正親は63歳、上原謙は70歳だ。芸能界の男性は、かくもお盛ん。

●「芸能界の結婚&離婚ラッシュ。アラフィフがスゴイ!」【ノンストップ】

年末年始は、芸能人のプライベートに動きがあるとき。今回もたくさんの悲喜こもごもがあった。

まずは離婚から。原田知世はイラストレーター・エドツワキ氏と8年半で離婚。PUFFY吉村由美は飲食店オーナーの夫と別れ、出産1年あまりでシングルマザーに。沢尻エリカは3年半の協議を経て、ついに高城剛氏との離婚成立。特に沢尻は、いつになく薄化粧で晴れがましい笑顔を見せていた。さらに、アパレルブランドデザイナーの新恋人と同棲中という報道もあり、今年は賑わせてくれそう。

次に結婚関連の報道。杉田かおるが一般男性と交際半年でスピード婚。高橋ひとみが外資系企業勤務の50歳男性と「出会って2カ月」の超スピード婚。かねて交際が噂されていた鈴木京香と長谷川博己にも今春結婚報道。さらに驚かされたのは、中森明菜。「恋人はマネージャーではないか」と言われていたが、報道された相手は40代の神主だった。出会いは明菜が体調を崩して活動休止していた4年前で、友人の紹介という。さらに、昨秋に神主の神社で挙式を予定していたが、明菜が体調不良のため延期。回復次第、結婚して歌手活動再開を目指すらしいが……これらの結婚報道は全てアラフィフ女性。昨年はアラフォー芸人の結婚ラッシュだったが、今年はアラフィフ女性の結婚が続くかも。

●「大沢樹生が緊急会見。16歳の息子に魂のメッセージ」【ミヤネ】

元妻・喜多嶋舞との間に生まれた16歳の息子が実子でないことを認めていた大沢。年が明けて緊急会見を開いた理由は、「『僕とパパは99.9%親子』と書いてあった」「何がしたいの?目的は何なの?って聞きたい」という息子の発言が書かれた報道に対応するためだ。 大沢は報道について謝罪しつつも、「昨年2月26日にDNA鑑定が届いて、自宅では封を開けず会社で確認しました。そのまま金庫に保管していたので、100%息子が見られる環境にない」と真っ向否定。さらに、息子が「パパは僕をネタにしている」と話していることにも、「決して私がリークしたわけではなく、(取材に対して)仕方なく認めてしまったこと。そう思われるのは不本意です」と言い切った。

しかし、喜多嶋舞へのコメントを求められると、悔しさからか涙目になり、「しっかり息子に向き合って、母親としての愛情をかけて接して欲しい」と声を絞り出した。息子に対しては、「今後私のことを親父と思ってくれるならそれで光栄だし、友達でもいい。アメリカで頑張ろうとしている彼を心から応援したい」。会見の最後も「(会いたいかと聞かれ)会いたいです……」と涙をこぼしたり、「オレの子だったらアメリカで成功しろよ」と強がったり、不安定な心境がにじみ出ていた。「子どもがかわいそう」の論調ばかりだが、16年間知らずに育てた大沢もかわいそうだ。

●「関西に衝撃! やしきたかじんさんが急逝。宮根が想いを語る」【ミヤネ】

番組冒頭、1人語りをはじめた宮根誠司。「僕も朝日放送に入社して、最初のレギュラー番組が、たかじんさんの番組で『お前は元気でアホやから一緒にやろう』と言われて。そこから25年以上のおつき合いがあったんですけど、何も言わずに逝ってしまいました。今日の大阪は朝から雨が降っていて、みんな泣いていると思いますが……何で死んでくれてんねん。何にも言わんと」「天国には行ってないでしょ。地獄やと思います。おそらく閻魔さんとケンカしてると思います。何も言わずにお葬式も済ませてしまうのは、やしきたかじん流でカッコよすぎるんちゃうかな」と言葉に詰まりながらも一気に語った。

この日は、番組のほとんどが、たかじんさんの報道。その中で宮根は、「番組が終わると、たかじんさんの楽屋にお酒が用意してあって、『宮根はこうしゃべれ』と収録の度に深夜までアドバイスしてくれた。僕と橋下大阪市長に『どうやってテレビに出たらいいのか』を教えてくれた人」「飲みに行くとテレビとラジオの話しかしなかった。一度殴られたことがあって謝ったんだけど、たかじんさんの怒りが収まらなくて胸ぐらをつかみ合ったけど、家に呼んでくれて『お前フリーになりたんだろ? オレは分かってたよ。全部話つけてやる』と、社長に橋渡ししてくれて円満退社できた」などの秘話を明かした。

この日の宮根は、悲しさをこらえながらも語りっ放し。努めて明るく振る舞っていたが、終始その目には寂しさと涙が浮かんでいた。

●「工藤静香が号泣弔辞……生涯歌手宣言」【ノンストップ】

2日に死去した音楽プロデューサー・渡邉有三さんの葬儀が行われ、17歳から家族ぐるみで交流のあった静香が、涙ながらに弔辞を読んだ。「曲が出る度、私に『いい曲だろ?』とうれしそうに聞かせてくれました。『恋一夜』という曲の高音が苦しくて『キーを下げたい』とお願いしたら、『オレは静香の苦しそうな高音が好きだから下げないで頑張って』と言ってくれました。それ以来下げずに歌い続けています」「毎年来てくださるディナーショーに、昨年は車椅子で参加しようとしてくれました。12月30日には、状況を聞いていたので覚悟をして会いに行ったのですが、1時間半くらい会話の時間をくれた神様に感謝しています」「有三さんがプロデュースしてくれた歌を一生大切に歌っていきます」と話しながらも涙が止まらない。そもそも静香がこれだけテレビに映ること自体レアだったりする。

数々のヒット曲を提供した中島みゆきと引き合わせたのも渡邉さんだった。この日の言葉は、唯一無二の恩師に向けた「生涯歌手宣言」だろう。

●「安倍首相、“裸のつき合い”たかじんさんへの想いを語る」【ミヤネ】

やしきたかじんさんの番組に出演するなど、交流のあった安倍晋三首相が、自身のフェイスブックで心境を明かした。2人の出会いは10年前、たかじんさんが自民党本部を訪れて意気投合。安倍首相は当時を振り返り、「初めてお目にかかったのは、私が幹事長の時でした。その際『いつか一緒に温泉に入ろう』と約束し、それが実現したのは、総理の職を辞した後でした」とコメント。安倍首相の地元・山口県で温泉に浸かり、「じんちゃん」「あべちゃん」と呼び合いながら、日本の将来について語り合っていたのだ。「政治的に尾羽打ち枯らした状況の私を誘って頂いたのは、たかじんさんの気遣いだったと思います」とその優しさを偲ぶ安倍首相。第二次政権となった昨年も、1月と6月に『たかじんのそこまで言って委員会』へ出演していた。「訃報に接し、本当に悲しい想いです」というコメントは、政治家とタレントの枠を超えた友情の深さがにじみ出ている。

●「鈴木奈々が入籍後キス倍増。毎日200回」【スッキリ】

某イベント会見場に満面の笑みで現れた鈴木。「笑いが止まらないんですよね。(入籍した)1月2日からずっとこんな顔で、幸せが止まらなくて、本当幸せです」といつものハイテンションでしゃべると、加藤浩次は「(幸せで)太ったね」とご祝儀なのか、いつもよりソフトに突っ込む。

ただ、鈴木が「本当にラブラブが止まらなくて、入籍すると、また新たに増すんですよ。新鮮な感じになってキスもすごい増えた。100回が200回になった。(小刻みに指先を合わせる動きで)こんな感じですごいの!」と続けると、案の定テリー伊藤が「何言ってんだよ!」とキレはじめた。最後も「ずっとキスしてて、ギネスとか挑戦すればいい」と吐き捨ててコーナー終了。 ちなみに、結婚式は鈴木の誕生月である7月に予定しているという。小出しにして話題を引っ張るテクニックは芸能界最高峰だが、何よりそれを許すダンナがえらい。


年末年始の結婚&離婚ラッシュから一転、ワイドショーは、たかじんさんの訃報一色となった。改めて感じさせられたのは、たかじんさんに対する芸能人たちの強い想い。

司会者、コメンテーター、芸能リポーターなどワイドショーの出演者たちは軒並み世話になっていたようで、言葉を詰まらせながら「大恩人」と口をそろえていた。さらに、歌手、芸人、アイドル、政治家など、拾いきれないほどのエピソードと追悼コメントが寄せられている。 格で言えば、“BIG3”(たけし、タモリ、さんま)が上かもしれないが、これだけ人情を感じさせるタレントはまず見当たらない。

きむら・たかし

コラムニスト、芸能・テレビ評論家、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など