ビジネス上で名刺交換した相手に年賀状を送ることをどう思いますか?

クラウド名刺管理サービスを提供しているSansanは、営業担当者555名を対象に「名刺交換相手へのビジネス年賀状送付」に関する調査を実施した。その結果、名刺交換した相手に年賀状を送る営業担当者は8割。発送する際は「名刺交換したうちの誰に送るか」という相手の選別と、宛名を手書きしたり入力する手間が悩みのタネであることがわかった。調査期間は12月3日~5日。

ビジネス年賀状を送るべきと考える人が6割にのぼる

「ビジネス上で名刺交換した相手に年賀状を送ることをどう思いますか?」と聞いたところ、「送るべきだ」と回答した人は10.1%、「相手によっては送るべきだ」と回答した人は62.2%で計72.3%となった。

名刺交換した相手に年賀状を送りますか?

また「名刺交換した相手に年賀状を送りますか?」という質問に対し「(個人または会社から)年賀状を送る」人は計84.7%、「(個人または会社から)年賀メールを送る」人は計21.8%。年代別に大きな差は見られず、メールやSNSなどのデジタルツールが普及していても、いまだビジネス上の人脈づくりにはアナログなコミュニケーションが主流であることがうかがえる。

なお、年賀状を「個人で送る」人が35.7%にのぼったことからも、営業担当者にとって年賀状の送付は顧客フォローの大切な機会となっていることが分かった。

年賀状を送る際に困ることがありますか?

「年賀状を送る際に困ることがありますか?」と質問したところ、最も多かった回答は「送付相手の選別(43.9%)」。年代別に見ると、20~30代では50%を超え、40~50代よりも10%多い。このことから、若手の頃は積極的に新たな人脈作りを模索し、一定の年代になるとマネジメント側になったり、ビジネス上の人脈もある程度落ち着いているのではと考えられる。

また、ほぼ同数の43.0%の人が回答したのは「宛名・住所等の記載・入力(名刺情報のデータ化)」。「(年賀状が)届いたら出す」という人は、年賀状を出している人よりも5%ほど回答率が高くなっており、この手間が自分から年賀状を送るネックになっていることがうかがえる。