水嶋ヒロの『BECK』(2010年)以来3年ぶりの主演復帰作となる、大人気コミックの実写映画化『黒執事』の"黒"スマスイベントが、12月19日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催。主演の水嶋ヒロ、剛力彩芽、松橋真三プロデューサーが登壇した。

映画『黒執事』の公開記念イベントに出席した水嶋ヒロ(左)と剛力彩芽

原作は、シリーズ累計発行部数1700万部(海外分含む)を突破し、世界42の国と地域で翻訳されている枢やなの人気コミック。映画はオリジナルストーリーで、男装の令嬢として生きる巨大企業ファントムの若き総帥・幻蜂汐璃(剛力彩芽)が、美しく冷酷な悪魔の執事・セバスチャン(水嶋ヒロ)と契約し、難事件に挑む。

クリスマスということで、3人は、2m40cmの黒いツリーの前で、トークショーを行った。水嶋は「今の自分がもっている全てを注いだ作品が『黒執事』です」と力強く宣言。松橋プロデューサーは「3年ぶりに水嶋くんを表舞台に引っ張り上げたのが、私からみなさんへのクリスマスプレゼントです」と挨拶した。プロデューサーからのオファーを何度も断りつつ、最終的に出演を承諾したという水嶋。「作り手として一緒にやってみないかと言われ、良い作品を作りたいという一心で携わり、素晴らしいもの(脚本)が出来ました。その時、またオファーされ、今度は映像化のイメージも湧き、断る理由がなかったです」と、経緯を語った。

水嶋と剛力は本作で初共演となった。剛力は、水嶋の印象について「最初はとてもクールで近寄りがたいのかと思っていたら、全然そんなことなくて、優しく温かい方」と好印象。「すごくゆったりとした方で、癒されます。お父さんのように温かい目線で私たちを見てくださっている。お兄ちゃんくらいの年齢なんですけどね」と苦笑い。さらに水嶋について「完璧だけど、完璧じゃないんです」と表現すると、水嶋は「すごく気を遣わせてますね」とフォロー。剛力は「完璧っていう言葉がもったいないくらい完璧な人」と絶賛。続いて松橋プロデューサーも「台座のようにみなさんを支えるタイプなんです」と、水嶋の人となりを称えた。クリスマスということで、抽選で選ばれた2名の観客に、剛力と水嶋から、黒いミニツリーのプレゼントが贈呈され、一足早くクリスマスムードが漂うイベントとなった。『黒執事』は、2014年1月18日(土)より公開。