1位から3位をはき心地に関する項目が占めた

外反母趾(ぼし)でも痛くない靴の製造販売を行うfitfit(フィットフィット)はこのほど、「靴の購入実態に関する調査」の結果を発表した。同調査は、全国の40代~60代の女性を対象として11月8日~12日にインターネット上で実施。826名の回答を得た。

靴の購入重視点は「履き心地」と「歩きやすさ」

「靴を購入する際に重視した点」を聞いたところ、1位は90.2%で「履き心地」、2位は78.8%で「歩きやすさ」だった。53.6%の「デザイン性」や48.5%の「色合い」よりも、靴の機能性を重視することが明らかとなった。

悩みの1位は靴ずれ。2位は4人に1人が悩む外反母趾

靴の悩みの1位は「靴ずれ」

「足になんらかの悩みを抱えているか」については、何らかの悩みがあると答えた人は75.3%と、全体の4分の3となった。また、いちばん多かった悩みは「靴ずれ」の27.7%。2位は「外反母趾(ぼし)」の26%となり、4人に1人が外反母趾(ぼし)に悩んでいることがわかった。

年齢とともに外反母趾の割合が増加

年齢が上がるにつれ外反母趾に悩む人の割合が増加

外反母趾(ぼし)に悩んでいる人を年代別に見てみると、60代は33.6%と3人に1人。50代は25%、40代は19.6%で、年齢とともに外反母趾(ぼし)に悩む人の割合が増えることが明らかになった。

外反母趾(ぼし)、成人期へん平足、変形性足関節症を専門とする慶應義塾大学病院整形外科・須田康文医師は、この結果を受け、「外反母趾(ぼし)の患者さんの中には、母趾(ぼし)の痛み以外にも、隣の趾(あしゆび)が痛む、足の甲(こう)が痛む、足首やヒザ、腰が痛むといった症状を起こす人が少なくない。また、外反母趾(ぼし)になると、骨の配列と筋・腱(けん)の配列がずれて母趾(ぼし)に力が入りにくいため、歩行が不安定になりやすく、つま先立ちしにくいなどの機能的な問題を訴える人もいる。高齢者の転倒原因のひとつとしても最近話題となっている」と解説している。