1日あたりのスマートフォンの利用時間

養命酒製造はスマートフォンを利用する15歳~59歳の女性を対象に、「スマホ女子が抱える『過緊張(※)』による冷え症と不眠に関する調査」を実施した。調査は11月14日~15日にかけて行われ、1,000名から有効回答を得た。

若い世代ほど平均利用時間が長い

最初に、1日のスマホの利用時間を聞いたところ、最も多いのは「1時間以上2時間未満」(20.0%)、次が「2時間以上3時間未満」(19.1%)だった。平均利用時間は「3時間25分」だったが、中には「6時間以上」と回答した人もいる(13.0%)。若い年代では平均利用時間がより長く、10代は平均4時間36分、20代は平均 4時間18分だった。

次に、心身の緊張やストレスの状況について聞いたところ、「心身の緊張やストレスがあり、リラックスしようとしてもできない」と32.4%が回答。スマホの利用時間別に見てみると、利用時間が長いほど過緊張の症状を訴える割合が高い傾向にあり、1日6時間以上の場合は45.4%が過緊張状態にあることが分かった。

心身の緊張やストレスの状態はどの程度か

また、このリラックスしたくてもできない“過緊張”の症状を訴えた女性は、「重度の冷え症である」と感じている割合が、非過緊張の人より高かった。心や身体の不調についても、58.8%が「疲れがとれない」、44.4%が「何となく体調がすぐれない」、40.9%が「太りやすい」と回答している。

次に、睡眠について聞いたところ「ぐっすり眠れていないと感じる」と56.5%が回答した。この割合は、スマホを1日6時間以上利用する人(67.7%)や冷え症(63.7%)、過緊張(78.7%)と回答した人でより高くなった。具体的に聞くと、平均で週の半分はぐっすり眠れていないと回答している。

ふだん、ぐっすり眠れていないと感じるか

就寝前のスマホ利用状況について聞いたところ、LINE(36.4%)やパズルゲーム(32.9%)、通販サイト検索(30.0%)などを利用していることが分かった。特にSNSのLINEでは10代の37.5%が「ほぼ毎晩ハマる」と回答している。パズルゲームに「ハマる」と回答した割合が高かったのは、20代(39.5%)だった。

就寝前のスマホ利用状況

※ストレスなどで緊張状態(交感神経が優位になった状態)が慢性化し、うまくリラックスできなくなる状態