特撮好きで知られる、声優の鈴村健一と神谷浩史が文化放送で放送中のラジオ番組『東映公認 鈴村健一・神谷浩史の仮面ラジレンジャー』のオリジナル主題歌「緊急発信!ラジレンジャー」が、11月20日にリリースされた。
同番組のために制作されたという主題歌は、8月20日に東京ドームシティプリズムホールにて開催された、リスナー・ファン感謝のための初となる公開収録イベント「東映公認 鈴村健一・神谷浩史の仮面ラジレンジャー 公開収録夏祭り2013」でお披露目。『仮面ライダー』シリーズや『スーパー戦隊』シリーズだけではなく、すべての特撮ヒーローをリスペクトする最強のヒーローソングに仕上がっており、そこに名を連ねた豪華製作陣は特撮ファンの間で大きな話題となった。
ボーカルは鈴村と神谷、そして"アニキ"こと水木一郎と仮面ライダーGIRLSが参加し、主題歌のために「特撮戦隊ラジレンジャーRX」というユニットを結成。表題曲の「緊急発信! ラジレンジャー」は、作詞に藤林聖子、作曲に渡辺宙明、アレンジに鳴瀬シュウヘイ、ギターにヨッちゃんこと野村義男と、現在考えられる"最強"の特撮ヒーロースタッフによって制作されている。また2曲目の「ELEMENTS radiranger Ver.」は、おなじみ『仮面ライダーブレイド』の主題歌「ELEMENTS」のカバー曲であり、鈴村と神谷がボーカルを担当し、仮面ライダーGIRLSがコーラスとして参加。いちラジオ番組の主題歌としては、あまりに豪華なメンバーが顔を揃えている。
"特撮の・特撮による・特撮のためのラジオ番組"をテーマにスタートし、これまでに数々のビッグゲストが出演してきた同番組も今年で2年目。今回は、特撮好きにますます拍車がかかっているパーソナリティの2人、鈴村と神谷に、番組についてはもちろん、主題歌に込めた熱き想いなどについて話を聞いた。
鈴村健一(写真左) |
――"特撮の・特撮による・特撮のためのラジオ番組"としてスタートし、1年が経過しましたが、今の率直なお気持ちはどうでしょうか?
鈴村:関係各位に本当に感謝しています。1年も続いたということは、どこかで番組を聴いてくださる方がいるわけで、リスナーの皆様に感謝しています。感謝といえば、神谷くんが番組で助けてくれているからこそ、僕が自由にやれるので、本当に神谷くんには感謝しています。
神谷:番組だと、特撮番組に関わるいろいろな方がゲストに来てくださって、現場の声を届けてくださいますよね。これによって番組への愛情が深まったり、自分が仕事で関わる時に「もっと、ちゃんとしよう」と思ったりとか(笑)。ファン目線でもうれしいことがあるし、仕事目線でも気持ちを新たにすることがありますので、まさに一石二鳥とはこのことだな、と思いながら過ごした1年でした。
――そして、番組のテーマソング『緊急発信! ラジレンジャー』が11月20日にリリースされましたね。
鈴村:いつか自分たちの「特撮ソング」を作りたいなあ、というのは、僕も神谷くんも、番組スタッフのみんなも思っていました。そんなところに、何やら作れそうな雰囲気が……。たくさんの著名な方が集まってくださいました。今考えうる特撮ソング界最高の布陣で作ることができたというのは、僕にとってステキなご褒美だと思っています。楽しくレコーディングできました。なんといっても、あの大好きな"宙明節"に自分の声を乗せることができるなんて、とマイクの前で嬉々としていましたね。
神谷:本当にすごい方々が集まって、ヤバイくらい素晴らしい歌になったと思います。宙明先生がいまだに現役でいらして、新しい曲を作ってくださったのもすごいですし、ヒーローソングの王道を行く水木一郎さんがボーカル、そして『仮面ライダー』シリーズの挿入歌も歌っている(KAMEN RIDER)GIRLSのみなさんがコーラスでしょう。いわばみんな特撮ヒーローソングの現役選手であって、そこに声を乗せる僕たち2人のほうが部外者なんですよね(笑)。
ですから「ラジレンジャー」として、特撮ソング界にこの名前を刻んでいただけるというのは、もう感謝の気持ちしかないですね。僕と鈴村健一の夢……というか特撮ファンの夢を形にしたようなCDです。感謝の心を持ちつつ、すごく楽しみながら作りましたので、みなさんにも楽しんでいただけたらうれしいです。