ヤマハ発動機は20日、「第43回東京モーターショー2013」において、研究開発中の4輪車「MOTIV」や、250ccスポーツモデル「R25」などを世界初公開した。
「MOTIV」は、モーターサイクルを起点とするマルチホイール化の流れの中で進化した、新発想の都市型パーソナルビークル試作車。軽量・高剛性・高強度な車体や、4輪独立懸架サスペンション、RR、空力ボディシェル、そして同社のエンジン技術も用いたパワーユニットにより、モーターサイクルに通じる楽しさを持った未体験の走りを実現するという。
最大の特徴であるスケルトンフレームは、鋼管パイプと複合材料の組合せで優れた操縦安定性と安全性の追求を可能にするほか、さまざまな車体やパワーユニットの展開にも対応。パワーユニットはEVやガソリンエンジンなど想定し、乗車定員は2名とされている。
「R25」は、軽量・スリム・コンパクトな車体に新開発の直列2気筒エンジンを搭載し、高回転域におけるパワフルでスポーティな走りと扱いやすさを両立した250ccスポーツモデル。日本や欧州などの先進国ではスポーツバイクのエントリーモデルとして、アジアを中心とした新興国においては最高性能のスポーツバイクとして提案するとのこと。
その他、「BOLT」をベースとしたカスタマイズの提案モデル「BOLT Cafe(ボルト カフェ)」、EV二輪のコンセプトモデルの「PES1(ピーイーエスワン)」と「PED1(ピーイーディーワン)」、EVスクーターの提案モデル「EVINO(イービーノ)」、3輪コミューターのコンセプトモデル「TRICITY Concept(トリシティ コンセプト)」などが出展される。