――はたしてこの2人はどうなるんだろうというところで、次の曲は「逆光オーケストラ」

LiSA「この曲は、"倦怠期"とはちょっと離れていて、ライブの最後のほうで歌いたい曲として入れています。今日のライブはすごく楽しいし、一緒にいた時間はすごく楽しかったけど、でもこの先にも絶対に楽しいことがあるんだよって。だから、いつまでもここに残るのではなく、ここから出ることさえも楽しまなくちゃいけないよってメッセージを込めた曲です。そういう意味では、このアルバムの中でも、『うそつきの涙』で心が離れてしまい、それぞれが違う道を歩んていったとしても、絶対にその先には楽しいことがあるから、そんなことを伝えたい曲になっています」

――どんな結末を迎えてもまた新しい未来が待っている

LiSA「新しい未来に対してドキドキする気持ちを表現したくて書いてもらった曲です。今日が楽しいは当然なんだけど、未来にもドキドキしている感覚を書いてくださいってお願いしました。ライブの最後に、今日は楽しかったね、このまま終わらなければ良いねって立ち止まるのではなく、明日からもまた頑張ってね、明日からまたすごく楽しいことが待っているから、そう言って送り出せたらいいなと思っています」

――そして、シングル曲の「träumerei」ですが、LiSAさんにとって「träumerei」はどういうポジションの曲になっていますか?

LiSA「シングルとしては、『best day, best way』で、これまでのLiSAを100%でやらせてもらったのですが、タイアップ曲となると、『oath sign』や『crossing field』は、アニメの存在が大きかったので、80%ぐらいはアニメで、LiSAの要素は20%ぐらいだったかなって思います。とにかく、アニメの作品を壊さないようにしようと思って歌ってきたんですけど、『träumerei』は原作のないアニメのオープニングテーマだったので、LiSAという要素もアニメのメッセージに込めてもいいんだと思い、アニメとLiSAを50/50で歌えた初めてアニソンだと思います」

――原作のないアニメだからこそできた挑戦ですね

LiSA「そして『best day, best way』が皆さんに受け入れてもらえたからこそできた挑戦だと思っています。それがちゃんと形になってカッコいい曲に仕上がったので、本当に良かったなと思っています」

――そんな「träumerei」を経て、最後の曲が「winding road」

LiSA「ごめんなさい」

――謝罪からですか(笑)。結局、倦怠期の果ては別れになりました

LiSA「別れちゃいましたね。『LANDSPACE』を一言で言うと、出会いも別れもすべて景色です、というアルバムなんです。そばにいる人がいなくなるというのは、一番悲しいことじゃないですか。もう最上級の悲しみですよ。でも、それさえも景色と思える。それをはっきりと表現したくて、一番酷い曲を最後に持ってきました(笑)」

――ある意味、狙い通りなんですね

LiSA「この最上級の悲しみを聴き終わったら、そのまま最初に戻ってほしい。『Canvas boy × Palette girl』からまた何度も繰り返して聴いてほしい。この1枚をぐるぐると何度も聴くことで、最上級の悲しさまでいっても、ふたたびハッピーなところに戻ってこれるし、そのすべてがひとつの景色なんだって思える。最後の曲だからって、ここで終わってほしくないんですよ。『winding road』の悲しみのまま終わるのではなく、何周も何周も聴いて、すべてが景色なんだって思ってほしい。『LANDSPACE』はそんなアルバムなんです」

――この曲はLiSAさんの作詞・作曲ですが、一番書きたかったところはどのあたりですか?

LiSA「作詞・作曲はデビュー以来になりますね。一番書きたかったのは『アナタの愛した この世界が 私も今少し 好きで』のところ。とにかく相手はもういないんだけど、あなたが愛していた世界、それは自分の部屋でもいいし、一緒に過した時間でもいい。何でもいいんですけど、何かこの世界を、あなたがいたからこそ好きになれた、そんな結末です」

――曲調はポップでも、内容はかなりハードな感じの今回のアルバムですが、ジャケットのイメージはかなりポップですね

LiSA「初回限定盤はまさに"landscape"、風景を表しています。通常盤は、ここに君のスペースがあるよっていう感じですね」

――今回もパンダがいます……

LiSA「いつぞやのパンダがいます(笑)。パンダ君もこれまでに私がすごしてきた景色のひとつなので」

こちらは通常盤のジャケットイメージ。パンダがいます……