8月31日に公開されたアニメーション映画『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』が、公開8週目となる10月25日に全国興行収入10億円を突破したことが28日、明らかになった。

『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』メインビジュアル

27日までの動員数は75万4,341人、興行収入は10億929万700円を記録。"深夜枠のテレビアニメーション"の劇場版としては2010年公開の大人気アニメ『涼宮ハルヒ』シリーズの映画『涼宮ハルヒの消失』を抜き、最終興行収入19億を記録した『映画 けいおん!』に次ぐ堂々の第2位という快挙を達成している。全国の各劇場には引き続き、20代~40代という幅広い年齢層が鑑賞しており、涙を流しながら劇場を後にする姿が多く見られるほか、カップルでの来場も多く、デートムービーとしても定着しているという。公開劇場も全国64館のスタートから拡大を繰り返し、述べ上映館数は100館に達している。(現在は70館で公開中)

2011年に、フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で放送された全11話のTVアニメ『あの花』は、子供時代のある事故をきっかけに、心を閉ざし離れてしまった仲良し6人組の前に、その事故で死んでしまったはずの少女が現れたことから始まるひと夏の物語。少年少女6人が抱える葛藤を見事に描いた本作は、従来のアニメファンのみならず、年齢や性別を超えた大きな感動を呼び、大きな話題となった。

この一大ムーブメントの集大成となる、待望の劇場版は、TVアニメシリーズに続き長井龍雪監督(『ハチミツとクローバーII』ほか)のもと、脚本を岡田麿里氏(『LUPIN the Third -峰不二子という女-』ほか)、キャラクターデザインを田中将賀氏(『家庭教師ヒットマンREBORN!』ほか)が担当し、制作も同じくA-1 Picturesが手がけている。誰もが胸の奥に秘めている、忘れていた"大切な事"を思い出させてくれる青春ムービーの決定版に仕上がっている。

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