熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップを中心に、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、1週間分の芸能ニュースを総ナメできる!

※【爽快情報バラエティー スッキリ!!】→【スッキリ】、【情報プレゼンター とくダネ!】→【とくダネ】、【情報満載ライブショー モーニングバード!】→【バード】、【ノンストップ!】→【ノン】、【情報ライブミヤネ屋】→【ミヤネ】と略表記します

●「桜塚やっくんが突然の事故死。仲間もショック」【スッキリ】

自らボーカルを務めるバンド・美女menZの熊本ライブへ向かう高速道路で、本人が運転中に自損事故。追い越し車線で動けなくなった車から出たところを後続の車にひかれてしまったという。片岡愛之助、サンドウィッチマン・伊達みきお、コウメ太夫らがすぐさまブログで哀悼コメントを発表したほか、テリー伊藤も「道路に出ると危ないのは分かっていただろうけど、仲間がひかれたから冷静でいられなかったんだろう……切ないね」と悲痛な表情。さらに、「わざわざ楽屋に来てくれて『スケバンもなかなか厳しいんで、これからはバンドの方もやっていきたい』と熱く語ってくれました」とエピソードを披露した。

その後、まず道路に出ようとしたマネージャーがひかれて車の中に飛び込んできたこと、メンバーの1人が後続の車を止めようと道路に出たこと、その前にやっくんが立ってメンバー全員を守ろうとしたことが分かった。メンバー想いの人柄がしのばれる。

●「25歳になった堀北真希の腹筋と恋愛」【PON!】

朝ドラ『梅ちゃん先生』の大ヒットから、まもなくスタートする新ドラマ『ミス・パイロット』、そして5年ぶりの写真集がオリコン1位になるなど、堀北真希が絶好調だ。この日は写真集の発表会に現れ、いつになく冗舌にアピール。水着やエプロンなどさまざまな姿を披露している中、堀北のおすすめは、「なかなか腹筋をお見せする機会はないので見ていただきたい」。確かにうっすら筋肉のふくらみが見える。

この日は25歳の誕生日。記者から「そろそろ大人の恋は?」なんてお約束の質問を聞かれると、「あこがれます。これからぜひ」と話すだけの堀北。相変わらずガードは堅い。そして、MCのビビる大木に「奥様と仲よくしてくださいね」とニッコリ。業界屈指のかわし上手だ。

●「中森明菜、来年早々にも新曲で復帰か?!」【ミヤネ】

過労やストレスが理由で、無期限活動休止を宣言してから早3年。時折、「筋力が衰えて一時は箸も持てないほどだった」「体重も30キロ台まで減った」など、その体調が案じられていたが、ここにきて年明けの新曲発表を目指し、再始動しているという。「夏にトレーニングマシンを2~3台購入し、腹筋を中心に鍛えている」という話もある。

歌姫として芸能界の頂点に君臨した後は、自殺未遂、所属事務所の破産、レコード会社との契約解消、主演ドラマ降板などトラブルのオンパレードだった明菜。しかし、2002年のベストアルバムは50万枚のビッグセールスとなり、全国ツアーを成功させるなど、一度復活劇を見せているだけに、今回も期待が集まる。とりあえず大ファンを公言しているマツコ・デラックスとミッツ・マングローブは大喜びだろう。

●「旬の男・堺雅人が生出演。緊急アンケート」【とくダネ】

この日から始まるドラマ『リーガルハイ』のPRで生出演。予告VTRで堺が演じる古美門弁護士の「やられたらやり返す」というセリフが流れたことに、「やっぱりやるんだと。監督は『半沢直樹』を見ていなかったけど、たまたま似た演出になったんです」と笑う。この手の話題はもう慣れたもので、風格さえ感じられる。

同ドラマはシリーズ2作目だが、前シリーズの中に『半沢直樹』との意外なシンクロを発見。古美門のメインバンクは『東京中央銀行』であり、「500倍返し」というセリフを使っていたのだ。テレビ局の垣根を越え、何たる偶然か。

ここで番組は、「古美門弁護士と対決してほしい俳優」アンケートを実施し、ランキングを発表。3位は『ガリレオ』湯川教授の福山雅治、2位は『HERO』で検事役を演じた木村拓哉、1位はやっぱり大和田常務の香川照之だった。これを見た堺は、「スゴイですね。強敵ぞろいで聞いているだけで冷や汗が出ちゃう」とニヤニヤ。それにしても、隣の新垣結衣に負けない顔のツヤ。まさに脂がノっている。

●「『なぜロンドンへ行かなきゃならないの?』今井美樹の本音」【ノンストップ】

帰国中の今井美樹が布袋寅泰とのロンドン暮らしなどについて初めて語った。「ロンドン移住は結婚するときに言われていたけど、『今ですか?』と青天の霹靂だった。『もうちょっと先にはならないの?』って」「『どうして行かなきゃならないんだろう』と思ってた。家族で決めたことなのに、私の気持ちは全然前に進んでいなくて、寂しくて辛くて」と何とも正直なコメント。さらに、「飛行機は泣きながら過ごして、気がついたら爆睡してた。ロンドンに着いたら、そこに新しい扉が待っていて私たちを迎えてくれた」と穏やかに笑う。思い出した。この人、自然体+ぶっちゃけキャラで女性人気をつかんでいたのだ。

移住後は、結婚15年目で初めて専業主婦を経験していたという。そして、歌手とモデル活動で芸能界復帰。それにしても50歳には見えないし、90年代と全く変わらない。

●「ASKA独占告白。薬物疑惑の全てを語った」【ミヤネ】

薬物疑惑報道から2カ月。ついにASKAが真相を語ったという。「覚せい剤なんて一度もやったことはありません」「実は僕が使っていたのはアンナカ(安息香酸ナトリウムカフェイン)です。2000年ごろから病院で処方されて飲んでいました」「一包飲むと2~3時間は目が覚めるんですよ」「薬事法違反ですよね。でも病院で処方してもらえる薬ですし、そこまで罪悪感はなかった」「去年1月、北海道のある漁業関係者に紹介された。ヤクザなんて分からなかったんですよ。吸引している姿を隠し撮りされたのは事実」と話した。

さらに、「今は『SAY YES』とか曲を量産していたことに結構似た感じなんですよ」と語るASKA。来年、新曲のリリースやライブなど音楽活動を再開する予定というが、それまでにこの騒動は収束するのか。「1日1曲のペースで作っている」新曲はどんなものなのか? 気になるところだ。

●「前代未聞! KAT-TUN田中聖が素行不良で契約解除」【とくダネ】

前日夜、ジャニーズ事務所が田中の契約解除を発表。同事務所がメジャーデビューしたタレントの契約解除は初めてであり、今後KAT-TUNは4人で活動するという。

契約解除の理由は、「度重なる事務所のルール違反行為があった」から。その違反行為とは、「事務所に無断で会員制バーを経営」「無断で別ユニットの音楽活動を行い、Tシャツやグッズを販売」「バーテンダーのアルバイト」「雑誌に本人とみられる局部の写真が掲載」など、ヤンチャを超えた問題児ぶり。小倉智昭も「そりゃダメですよ」と苦笑い。事件を起こしたわけではないが、メンバーもある意味ホッとしたのかも。業界はジャニーズを辞めたタレントに厳しいだけに、田中の今後はいばらの道か。

●「宮沢りえ、自宅に泊めた新恋人は愛娘公認?!」【ノンストップ】

今月6日夜、友人らとバーで飲んでいた宮沢は、店から出た際、ある男性にバッグを預けて手をつなぎ、4歳の娘ともどもタクシーに乗り込んで自宅マンションへ帰っていったという。その男性とは、28歳の小久保寿人。演出家・蜷川幸雄の秘蔵っ子として知られる気鋭の若手俳優だ。2人の出会いは今年7月の舞台共演だが、ここで気になるのは、宮沢の離婚問題。離婚協議中であることを公表して1年あまりが過ぎたが、どうなっているのか?

この報道に宮沢は、「驚きとともに悲しい気持ちでいっぱいです。自宅で俳優仲間と飲み直し、芝居談議に花を咲かせていました。その場には女性もマネージャーもいたのに」と完全否定。宮沢といえば、今年4月に古田新太との手つなぎ写真を報道されたばかり。今年は天海祐希の代役で女優としての評価を上げたが、男関係では脇が甘いのか。

●「亀梨が生激白! 『やりすぎだ』と思って注意した」【スッキリ】

番組オープニング、加藤浩次が「朝からすいませんね」、テリー伊藤も「番宣で来る予定だったのに……」と声をかけたのはKAT-TUNの亀梨和也。田中聖の脱退について、「すごく悔しい思いはありますね。最初1人抜けて『5人でやっていくんだ』という思いでやっていた中で、それが叶わないというのは……」。

加藤「メンバー内で話し合いは何回もされてきたんですか?」
亀梨「田中の件で事務所から注意があったときには、『こういう風にした方がいいんじゃないか』と言っていました。『もっとできたことがあったのかもしれない』と後悔する気持ちもあります」
加藤「そのとき田中くんの反応は?」
亀梨「もちろんそのときは、『分かってるし、反省している』と言っていましたが、なかなか改善できなかった部分もあったからこういう結果になってしまったのかもしれません」。

この日の加藤はいつになくアグレッシブ。「(田中は)違うことをやりたいという印象があった?」と質問を続ける。

亀梨「もともといろいろなことに興味がある性格ではあるんですけど、グループとして活動するときは同じ方向を向いてやってこられたと思っています」
加藤「“度重なる”ルール違反とはどんなこと?」
亀梨「詳しいことは僕らメンバーにも細かく説明されているわけではないのですが、事務所のルールがあって、僕たちから見ても『やりすぎなんじゃないか』というところはありました。お店については僕らも注意してきましたし」
加藤「田中くんと事務所は何度も話し合ったんですよね?」
亀梨「そうですね。(契約)解除が決定した2日後に僕らも事務所から聞いて、でもそれでは終われなかったので、田中に連絡を取って最後5人で何時間も話して、メンバーの想いと聖の想いも聞いて、しっかりケジメをつけてきました」

ここから亀梨は、男前な発言のオンパレード。「僕らは何人になろうが……というか、これ以上こういうことが起きないようにしないといけないし、このKAT-TUNグループは守っていきたい」「今回こうしてお話させていただける時間を作ってもらってありがとうございます」「おせっかいかもしれないですけど、10何年一緒にやってきたメンバーなんで、自業自得ではあると思うんですけど、聖が一番しんどい状況にあると思うんで、温かく見守って欲しいです」。

今後の決意、番組へのお礼、田中への優しさ……間違いなく株を上げた。

●「反町・松嶋夫妻に1725万円の支払い命令」【とくダネ】

2011年5月、渋谷区のマンションに住んでいた反町夫妻。6歳の娘が愛犬のドーベルマン散歩させていたところ、女性住人の太ももを噛み、精神的ショックから女性は引っ越してしまう。その後、反町と被害女性との間に示談が成立したが、納得がいかなかったのは不動産管理会社。被害女性の契約期間満了まで2年以上あり、家賃175万円もの高額物件のため、訴訟に踏み切ったのだ。そして、反町に1725万円もの高額支払い命令が下される。

「マンションの規約では、大型犬の飼育が許可されていなかった」というから、ここが高額賠償の理由なのか。小倉智昭は、「犬好きの私としては、住む前に『ドーベルマンを飼えるかどうか?』を絶対聞くと思うんですよ」と首をひねる。「マンションのオーナーは許可を出していたが、不動産管理会社が認めていなかった」というケースの可能性もあるという。極めてレアケースだ。


今週は、交通事故死、薬物使用の告白、事務所の契約解除などの暗いニュースが続出。週末には、「北乃きいと佐野和真の復活愛」「元アナの前田有紀が田臥勇太と同棲愛」なんて熱愛ネタもあったが、ほとんど吹き飛ばされてしまった。ただ、光が強いほど影が暗くなるのが芸能界の魅力。ASKAと田中聖は、今後も注目を集め続けるはずだ。

きむら・たかし

コラムニスト、芸能・テレビ評論家、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。