参加の目印となるサイン

東京都の上野公園や隣接する谷中、根津、千駄木界隈でアートを展示する「art-Link上野-谷中」が開催される。開催日は9月28日~10月20日まで。

今年のアートリンクは「よみがえる 写真のチカラ」

同イベントは、美術館、博物館などが集まる上野公園と隣接する谷中、根津、千駄木地域を拠点に活動するギャラリーなどをアートでつなぐもので、今年で17回目を迎える。今回のテーマは「よみがえる 写真のチカラ」。デジタルカメラやスマートフォンの普及によって、写真の意味が大きく変動する今日、写真は記録(記憶)なのか芸術(表現)なのか、展示作品が答えを探るきっかけになるかもしれないとのこと。

期間中は、大型展から現代美術のギャラリーでの展示、そして店舗、住居、アーティストのアトリエ、寺社を舞台にしたパフォーマンスやワークショップなどさまざまな展示を用意。1980年代の今はもうない風景、あるいは変わらぬ風景を展示する「まちの記憶」、現在活躍する写真家と評論家をトークのゲストに迎え"写真のチカラ"について考える「写真のチカラ 上映会とトーク」、プロのトイカメラマン雨樹一期さんを講師に迎えるワークショップ「トイカメラ探検隊」などが行われる。

1980年代初頭の谷中 撮影・松浦健介氏