運行開始まであと1カ月となったJR九州のクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」。今月13日の報道公開に続いて、14~15日の2日間にわたり、同列車の試験運転が実施された。

久大本線を走行する「ななつ星 in 九州」

クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」は10月15日から運行開始される。2部屋しかない「DXスイート」、1車両3部屋ずつの「スイート」、さらにラウンジカーやダイニングカーも連結されるなど、豪華な編成で話題に。2014年3月出発分まで、10月15日以降の火曜日に博多駅を出発する3泊4日コースと、10月26日以降の土曜日に博多駅を出発する1泊2日コースが設定されている。

今回の試験運転は1泊2日コースのルートをもとに実施された模様で、9月14日は長崎本線経由で長崎駅へ。その後、一夜かけて熊本県の阿蘇方面へ向かい、15日は豊肥本線や久大本線を走行。久留米市近郊の区間でも16時30分すぎ、ディーゼル機関車に牽引された客車7両編成の「ななつ星 in 九州」が通過していった。2日間とも、おおむね予定通りの時刻で走行できた様子だった。

なお、「ななつ星 in 九州」のウェブサイトでは現在、「花いっぱい、旗いっぱいプロジェクト」を展開している。沿線に花を植栽し、旗を振って同列車を出迎えるという内容で、水戸岡鋭治氏による旗のデザイン(表面3種類・裏面2種類)もダウンロード可能。旗つくり工程や同列車の運行ルート・時刻もサイトにて紹介されている。