相模屋食料は、2013年6月7日~7月31日の期間で開催した『ビグ・ザムとうふ』のジオラマレシピ写真コンテスト「ビグ・ザム -1 グランプリ」のグランプリをはじめとした各賞の受賞作品を発表した。

「ビグ・ザム -1 グランプリ」特設サイトより

「ビグ・ザム -1 グランプリ」では、その名の通り人気アニメ『機動戦士ガンダム』とのコラボ商品第三弾「ビグ・ザムとうふ」を使用したジオラマレシピ写真を募集。2013年6月に発売された「ビグ・ザムとうふ」は、業界初の「組み立てるおとうふ」として商品化され、ジオラマレシピを一層楽しめる商品として、そして胴体部と脚部の2つのパーツがセットになるというガンプラさながらのパッケージは大きな話題となった。コンテストでは、これまで相模屋食料が調理例として展示してきたものではなく未発表の完全オリジナルのものに限り、特設サイトにて投稿作品が公開されている。

今回のコンテストには、前回の「ズゴック鍋写真コンテスト」を上回る応募があったようで、前回はガンダムファンの男性からのご応募が大半を占めていたが、今回は女性からの応募が非常に増加しているという。応募時のPRコメントには、「主人のために頑張って作ってみました!」「父の日に奥さんと娘が一生懸命作ってくれました!」など、妻や子どもが家族のために作成した、というものが多く寄せられている。親子で作成したものも多く、回を重ねるごとにこのコンテストが幅広い層に広がりを見せている。

グランプリに輝いたのは、ドズル・ザビ中将とスレッガー・ロウ中尉のの最期の場面を再現した「ソロモンの陥落」(似顔絵師KEI 作)。ビグ・ザムの脚部、ジム、ボール、コアブースターが再現されているのもポイントだが、何より目を引くのがビグ・ザムの背後。TVアニメ版・第36話「恐怖! 機動ビグ・ザム」および劇場版『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙(そら)編』における、ドズルの背後に現れた怨念イメージまでもが再現されている。

続く優秀賞は3作品。冷奴部門優秀賞は、連邦の量産型の死屍累々を卵と大根などの野菜で表現した「連邦のMS なぞものの数でもない!」(歯車のイジ 作)。ビグ・ザムを周りを囲んでいるのは、一見ザクやジムのように見えるが、これは『トニーたけざきのガンダム漫画』に登場するオリジナルモビルスーツ(MS)サクやサムであるという。

グランプリ「ソロモンの陥落」(似顔絵師KEI 作)

冷奴部門 優秀賞「連邦のMS なぞものの数でもない!」(歯車のイジ 作)

丼部門優秀賞は、デフォルメすることなくビグ・ザムの脚をそのまま再現してしまった「人間愛。」(Kae 作)作者は「旦那さんとガンダムを観ているうちに、ガンダム好きになってしましました」というコメントを寄せているが、ポイントはタイトルのとおり「人間愛」。よく見ると、ひじきご飯で再現されたソロモン岩盤と無限の宇宙には、ザクに引かれる兵士たちの姿がある。作者は「ドズルは大切な家族を逃がし、自分を犠牲にして部下の兵士を脱出させ、またその敵の兵士たちを見逃すスレッガーとアムロ。両者ともに人間愛を感じます」と語るとおり、『ガンダム』の世界観そのものの再現に挑んでいる。

そしてサラダ部門優秀賞は、ソロモンながらもどういうわけかシャア専用ザクまで紛れ込ませてしまったという「戦いは数だよ! 兄貴!」。大量のザクが見どころではあるが、ハンペン製のガンダムもポイントで、ビグ・ザムからマヨネーズメガ粒子砲が照射されている。

丼部門 優秀賞「人間愛。」(Kae 作)

サラダ部門 優秀賞「戦いは数だよ! 兄貴!」(げんめい 作)

これら受賞作品は、特設サイトでの公開に加え、8月31日、9月1日に千葉県・幕張メッセで開催される「キャラホビ2013」の相模屋食料ブースへの展示も予定されている。

(C)創通・サンライズ