女優の米倉涼子が、映画『ダイアナ』で主人公であるダイアナ元英国皇太子妃の日本語吹き替えを務めることが13日、明らかになった。

ダイアナ元英国皇太子妃の日本語吹きかえを担当することになった米倉涼子

同作は、ダイアナ元妃を初めて映画で描いた作品。プリンセスであるがゆえに孤独と絶望の淵に沈み、恋をし、挫折の中から人間的に成長していくダイアナを描く。

ダイアナを演じるのは映画『21グラム』(2003年)や『インポッシブル』(2012年)で知られるナオミ・ワッツ。米倉は、映画『アベンジャーズ』(2012年)でスカーレット・ヨハンソン演じるブラック・ウィドウ役の吹替えを担当して以来の挑戦となるが、今回の発表を受け、「現在38歳の私から見ても、同じ世代としてこんなにも世界中から注目を浴び、光と影を持った女性は未だダイアナを置いて他にいないのではないでしょうか。映画では、主演のナオミ・ワッツがダイアナ本人と見間違えるかのような雰囲気を完璧なまでに醸し出しています。私も皇太子妃として、母として、逞しく生き抜いたダイアナと向き合って、丁寧に心を込めて吹き込みたいと思います。今回の作品との出会いに感謝です」と意気込みを語っている。

また、配給元のギャガでは米倉の起用について「ダイアナのドラマティックな人生を体感し、表現してもらうために、彼女の人生のクライマックスといえる年齢と同じ世代の女優の中で、ダイアナの持つカリスマとエレガントで華やかなイメージが重なる米倉さんが最もふさわしいと、お願いすることとなりました」と説明している。映画『ダイアナ』は10月18日より、TOHOシネマズ有楽座ほかで全国公開。