俳優の要潤、女優の夏帆、お笑いトリオ・ダチョウ倶楽部の上島竜兵らが5日、東京・神田明神で行われた映画『劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日』(8月31日公開)のヒット祈願イベントに出席した。

映画『劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日』のヒット祈願イベントに出席した要潤(左)と夏帆

今年の4月に元タレントの女性と結婚した要は、「演技により集中できていると思います。家に帰った時と、オンとオフが分けられるというか、玄関を出た瞬間に『よし、今日は戦いにいくぞ』と気が引き締まる思いで毎日過ごしています」と報告。「あらためて皆さんに祝福していただいて、実感が湧きました」と7月下旬の披露宴と挙式を振り返り、「自由な家庭を築きたいなと思います」と抱負を述べた。また、子どもについては、「神のみぞ知ると思うので」と語り、「神さまに託したいと思います」と笑顔を見せた。

また、結婚生活では先輩にあたる上島は、夫婦円満の秘訣(ひけつ)について、「やっぱり、けんたい期とかありますので、こまめに抱いてやるというのがね。それはお願いしますよ」と要に具体的なアドバイス。しかし、報道陣から「最近抱いたのはいつ?」と質問されると、直前の堂々とした雰囲気とは打って変わって、「えーっと、最近はね、それはちょっとね、ちょっと…それはナイショで」と取り乱していた。

同作は、NHKのドキュメンタリードラマ風歴史教養番組『タイムスクープハンター』の初の劇場版作品。要が演じる時空ジャーナリスト・沢嶋雄一は、あらゆる時代にタイムワープしながら、名もなき人々の生活に密着し、その映像を記録し続けている。劇場版の舞台は、織田信長が天下統一の拠点とし、謎の焼失を遂げた安土城。戦国乱世の最前線が臨場感あふれる映像で描かれている。テレビシリーズからスケールアップした同作について要は、「音楽もすばらしいですし、劇場の椅子に座った瞬間に、その時代にタイムワープしたかのような錯覚に陥るという映画になっています」とアピール。また、沢嶋の補佐として取材に同行する新人時空ジャーナリスト・細野ヒカリを演じた夏帆は、「やるべきことはやって本当に面白い作品ができあがったと思います」と自信をのぞかせ、「セーラー服も来ているので…見どころはセーラー服です!」と劇中での変装にも触れた。

この日のイベントには、時任三郎、中尾浩之監督も出席。本堂前には氷の安土城セットが設けられ、要はイチゴのシロップを注いで"安土城の炎上"を表現した。司会者からその氷をかじるようにと指示された上島は、「役者として来ているのでやらないです」とまさかの拒否。すると要の「僕がやります」に続き、夏帆、時任、中尾監督が挙手し、それを見た上島が「じゃあ、僕がやりますよ」と後に続くと4人が一斉に「どーぞ、どーぞ」。ダチョウ倶楽部のおなじみのギャグを完成させた要は「子どものころから見ていましたからすごく光栄です」、夏帆は「まねしたこともあったのですごくうれしかったです」、時任は「楽しかったです。機会があったら呼んでください」と皆一様に笑顔だった。

左から中尾浩之監督、時任三郎、要潤、夏帆、上島竜兵

本堂内での祈祷