女優のマイコと俳優の高橋光臣が2日、東京・渋谷区のNHK放送センターで行われたドラマ『恐竜せんせい』の記者会見に出席した。

ドラマ『恐竜せんせい』の記者会見に出席したマイコ(左)と高橋光臣

NHK福井開局80周年記念ドラマとして制作された同作は、日本一の恐竜化石の産地である福井県勝山市を舞台に、主人公・野子の成長を描いたドラマ。雑誌編集者の汐崎野子(マイコ)は、あることをきっかけに職を失い、小学校の頃に暮らした勝山へ向かう。野子は、化石発掘調査のリーダーで同級生の玉邑大地(高橋)や子どもたちと触れ合ううちに、本当の生き方を見つけていく――というストーリーで、ドラマはBSプレミアムで9月4日に(22:00~)放送予定。

主演のマイコは、「ロマンを感じる恐竜や誰もが共感出来る“ウソ”など、様々なテーマが詰まっている作品。優しくて愛らしいドラマだったと思ってくれたら幸せです」とあいさつし、高橋は「見た後に心が温かくなるハートフルな作品になった」と自信を持ってPR。同作には、子役のほかに地元の子どもたちが撮影に参加しており、マイコは「子どもたちのエネルギーが強くて。真っ直ぐな瞳で見つめてくるので、謝るシーンは本当に心苦しかった」と打ち明け、高橋も「地元の子どもたちが分からないなりに感情を出そうととても真剣にやっていた。その純粋な気持ちは見ていていいなと思いました」と刺激を受けた様子だった。

撮影は2000年に開館した福井県立恐竜博物館や実際の化石発掘現場で行なわれ、高橋は「トンネルみたいに掘って採掘をしているんだと思ったら、上からゴソッと削ってそれを下で細かく削っていた」と発掘現場に大興奮していたようで、「僕のモデルになった方は、化石が出ても出なくてもみんなで飲みに行って士気を上げて(笑)。僕はスポーツをやっていたので、すぐに馴染めそう」と発掘チームのエピソードを語った。また、マイコも「恐竜がいたんだな~と実感出来る場所でドキドキした。新しいニュースもあったのでロマンがありますね」と先月29日に勝山市で始まった第4次恐竜化石発掘調査に期待を寄せていた。