横浜銀行は24日、手数料無料で孫などへ教育資金を一括贈与できる「教育預金」の取り扱いを開始した。

「教育預金」は、2013年度税制改正によって創設された制度に基づいたもので、教育資金に充当する目的で預け入れ・支払いをおこなった場合に、贈与税が非課税となる預金商品。対象は、祖父母など(贈与者)から教育資金の贈与を受けた30歳未満の孫など(受贈者)となる。

同行は、4月から教育資金を贈与するための信託商品の取り扱いも開始しており、次世代を担うこども達の教育を支援する金融サービスの提供に取り組んでいくとしている。

商品の仕組と特長

「教育預金」の商品概要

  • 預金種類/普通預金

  • 対象/直系尊属の人(祖父母など)から、教育資金の贈与を受けた30歳未満の顧客(受贈者)

  • 取扱期間/(口座開設・預入)2015年12月30日(水)まで、(払戻)受贈者が30歳になる日の前日まで

  • 預入方法/本支店窓口での取り扱いとなる。預入対象資金は、贈与契約日から2か月以内で、同非課税措置の適用を受ける目的の資金に限定

  • 預入金額/1円以上1500万円以内(1円単位)。預入回数が複数回になる場合は、預入累積金額の上限を1500万円とする。利息は預入限度額に含まない

  • 払戻方法/本支店窓口での取り扱いとなる。教育資金の支払いを証明する領収書または支払請求書などの原本を提示する

  • 利息/普通預金の店頭表示金利を適用

  • 手数料/無料