6月と言えば結婚式の季節。「ジューン・ブライド」は幸せな結婚生活を送れると言われていますよね。その言われは諸説ありますが、この時期ふと結婚の二文字が頭をよぎる人も多いのではないでしょうか。今回は日本の結婚式や披露宴についてどう思うか、日本に住む20人の外国人に聞いてみました!

ステキ!

■ゴージャス(ブラジル/50代前半/女性)

■すごく荘厳だと思います(中国/20代後半/女性)

■雰囲気が良くて一生の思い出になりそう(台湾/40代前半/男性)

■伝統的でキレイなイメージ。いつか行ってみたい(トルコ/30代後半/男性)

現在、日本人が行う結婚式はウェディングドレスを着て教会で式を挙げるものと、和服を着て神社で式を挙げる神前式の2つが主流でしょう。特に披露宴は華やかですし、神前式は厳かでいい雰囲気です。

堅苦しい!

■日本の結婚式はフォーマルすぎて暗い。母国の結婚式はもっと派手で明るく、みんなで祝福します(エジプト/40代前半/男性)

■イランの結婚式ほど楽しくない。何かつまらなくて、クリシェ(目新しくない)な感じ(イラン/20代後半/女性)

■すごく形式的でしきたりが多い。スウェーデンの方が自然体(スウェーデン/40代前半/女性)

■良いと思いますが、打ち合わせが多くてビジネスライク(オランダ/30代前半/男性)

形式重視でつまらないとの回答です。たしかに何回も結婚式に出席していると、流れが大体分かってきます。そのくらい似たようなパターンで進行することが多く、またこれかと思います。しかし更に出席していると、あぁ、やっぱりこれが結婚式だなぁとしみじみしてくることもあります。

理解に苦しむ!

■和装と洋装の両方を着たり、クリスチャンでない人たちが、教会で結婚式を挙げるのも不思議で仕方がない(ドイツ/30代後半/男性)

■仏教と神道の伝統的な結婚式はとても素敵だが、キリスト教的な結婚式に憧れ、ファッション感覚で教会にて結婚式をあげるのには大きな違和感を覚える。カトリック教徒は子供の時から洗礼式を受け、洗礼名をもらい、教会学校に通う。賢信式までたどり着き、初めて教会での結婚式が許される(イタリア/30代前半/男性)

信仰もなく神様の前で永遠の愛を誓うことは、キリスト教に対して非常に失礼である、ともおっしゃっていました。いいと思った外国の文化を取り入れて日本風にアレンジするのが得意な日本人ですが、配慮が必要ですね。一方で、次のような疑問を持つ人もいました。

■子供が挨拶や手紙を読む時に泣き出したり、食事を散乱することがありますが、大事な式に何で子供を招待するのだろうと疑問です(ミャンマー/30代前半/女性)

正装したかわいらしい子供の姿を見かけると、その式の幸福感が増すような気もしますが、子供にとって長時間おとなしくしているのは苦痛なこと。大人だけ出席する方が、子供も有り難いかもしれません。

お金をかけ過ぎ!

■日本の結婚式は洋風も和風も美しいが、形式的なことが多く、金銭的にかかり過ぎだと思う(フランス/20代後半/女性)

■高過ぎますが、エレガントで憧れです(インドネシア/40代前半/女性)

■お金をかけすぎている。でもストーリーになっていてとてもすばらしい(マリ/30代前半/男性)

挙式にあまりお金をかけない人が増えていますが、ホテルウェディングでがっつり挙式・披露宴をすると、平均費用は300万円超(首都圏)! 3~4時間に年収のような金額を費やすなんて……と驚く外国人の方々。でもそれに値する感動や喜びがあるとも感じているようです。

日本の結婚式は決まりごとが多いという回答が目立ちました。儀式というのはそれぞれのお国柄や国民性が現れやすい場面なのかもしれませんね。