飲食店の観点から駅別坪単価ランキングを発表

シンクロ・フードが運営する、飲食店の出店開業・運営支援サイト「飲食店.COM」は、同サイト上に登録された物件の駅別坪単価ランキングを発表した。

東京駅は前期と比較し1,365円も上昇

今回は、2012年10月~2013年3月までの駅別坪単価と、2012年4月~2012年9月(以下、前期と表記)までの駅別坪単価を比較した。1位は「日比谷(3万1,963円)」、2位は「銀座一丁目(3万1,268円)」、3位は「明治神宮前(3万193円)、4位は「原宿(2万8,074円)」、5位は「銀座(2万6,801円)」だった。

この期間の特徴として、6位にランクインしている東京駅の坪単価の上昇があげられる。今回の坪単価は2万6,784円で、前期と比較し1,365円も上昇。これは2012年10月にリニューアルした東京駅や、大手町エリアの再開発が影響していると考えられる。

上位10位以内でランクダウンしたのは、3位の明治神宮前と4位の原宿の2駅。11位~20位でも、14位の日本橋(2万5,069円)以外はすべて順位は上昇している。

21位以下の駅でも見られる現象だが、私鉄沿線の主要駅の坪単価は上昇の傾向が見られる。同社不動産部門担当者によると、震災以降、都心部ではなく居住エリアで飲食をするニーズが高まり、そのニーズに答える形で、飲食店も都心部以外に出店。家賃相場もその影響で多少上昇していると考えられるという。