新婚旅行に後悔はある?

成田離婚……そんな言葉が生まれたのは1990年代後半のこと。楽しいはずの新婚旅行でなぜ、悲しい男女のすれ違いが生じてしまうのだろうか? 今回はマイナビニュース会員の既婚男性200名に、新婚旅行ついての本音を聞いてみた。

「新婚旅行にはいきましたか?」という問いに対し、「はい」は64.5%、「いいえ」は35.5%だった。さらに「はい」と答えた人に、新婚旅行で後悔していることを具体的に挙げてもらった。

Q.新婚旅行で後悔していることを教えてください。

■期間が短かった
・「もう少しじっくり、ゆっくり回れたら良かった」(31歳男性/情報・IT/営業職)
・「どうせなら2週間ぐらい行けばよかった。それ以降、海外旅行に行けていません」(52歳男性/電機/技術職)
・「海外に行けばよかった。もっと思い切り長い休暇を取ればよかった」(33歳男性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)

■お土産が少なすぎた&多すぎた
・「もっとお土産を買っておいた方がよかった」(40歳男性/小売店/事務系専門職)
・「お土産が少なすぎたこと」(48歳男性/情報・IT/事務系専門職)
・「無駄に土産を買いすぎた。自分たちのためにもっと使えば良かった」(47歳男性/情報・IT/技術職)

■もっと言葉が通じれば……
・「英会話をもっと勉強しておけば良かった」(42歳男性/電機/技術職)
・「ドイツ、スイスに行ったが、もう少し、ドイツ語が話せればよかった」(46歳男性/その他/事務系専門職)
・「もうチョット英会話を勉強しておけばよかった」(55歳男性/ソフトウェア/技術職)

■スケジュールの立て方を間違えた
・「施設の閉館日など調べて計画すべきだった」(31歳男性/不動産/専門職)
・「連休ではなく、連休外していければ、もう少しよそにも行けた」(50歳男性/情報・IT/技術職)
・「6月の北海道は少し寒かった」(34歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)

■出費がかさんだ
・「お金をかけすぎた」(54歳男性/電機/技術職)
・「知り合いの知り合いがやっている旅行代理店にホテル、チケットを断れず任せてしまったため、やや高くついてしまった」(32歳男性/食品・飲料/技術職)

■写真とカメラにまつわること
・「カメラを忘れた」(48歳男性/団体・公益法人・官公庁/販売職・サービス系)
・「途中でデジカメが壊れてしまった」(30歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「写真をもっとたくさん撮っておけばよかったと思います。ただ当時はまだデジカメではなかったので、しょうがないと思いますが」(45歳男性/情報・IT/事務系専門職)

■旅行中のケンカ
・「ささいなことでけんかしたこと」(43歳男性/電力・ガス・石油/営業職)
・「けんかばかりしていた」(44歳男性/自動車関連/技術職)
・「旅行中に自分がヤケになってけんかになったこと」(38歳男性/その他/無職)

■避けられないトラブル
・「海外でスリにあったこと」(46歳男性/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「バンコクに行ったら、空気が悪くてぜんそくがぶり返した」(40歳男性/自動車関連/技術職)
・「飛行機酔いを起こした」(39歳男性/不動産/事務系専門職)
・「妻が初日の夜にステーキを食べ過ぎておなかを壊してしまって、次の日の旅行スケジュールが流れてしまったこと」(30歳男性/情報・IT/事務系専門職)

■その他もろもろ
・「後悔していることはないが、ペアルックは失敗だった」」(61歳男性/建設・土木/技術職)
・「ツアーでなくフリーで旅行すればよかったと思った」(40歳男性/商社・卸/営業職)
・「オーストラリアに行ったのですが、シドニーに行かなかったこと。ビルズの朝食が食べたかった」(30歳男性/食品・飲料/営業職)
・「9.11の直後だったので海外旅行を避けていましたが、やはり国内にせずに本当に行きたかった海外に行くべきだった」(46歳男性/アパレル・繊維/事務系専門職)
・「飲みすぎて相手を悲しませてしまった」(30歳男性/医療・福祉/専門職)

■後悔はない、という回答も多数!!
・「楽しかったので後悔はない」(47歳男性/マスコミ・広告/事務系専門職)
・「ガイド、食事付きツアーだったので楽ちんだった」(40歳男性/情報・IT/技術職)
・「思い出いっぱい」(49歳男性/医療・福祉/事務系専門職)

■総評
新婚旅行にまつわる後悔を聞いた今回のアンケート。旅行に行った男性の実に半数近くが、なんと「特になし」と答えていた。女性に行った同様のアンケートと比較すると、この結果は圧倒的といえる。なお、男性の後悔でもっとも多く挙げられていたのは「もっと長く行けば良かった」というもの。「寝る暇を惜しんで遊べばよかった」といった嘆きの回答があるのも、期間の短さゆえ……なのかもしれない。

また女性はお金をケチったことを後悔しているパターンが多いが、男性は出費がかさんだことに対して悔やむ気持ちが強いようだ。その一方で、お土産が少なすぎたことを後悔したという男性が多いのには、会社や取引先との人間関係への配慮が理由にあるのだろう。

これら後悔の理由をめぐっては、男女間では"すれ違い"どころか、ほとんどかみあわない結果に。特に「現地の言葉」や「写真&カメラ」に関する回答などは、男性特有といっても良いだろう。こういった新婚旅行をめぐる意識のギャップが、成田離婚なんて言葉が生まれる背景にあるのかもしれない……。

調査時期: 2013年4月5日~2013年4月9日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性200名
調査方法: インターネットログイン式アンケート