かつてビーディ・アイのデビュー・アルバムを「勢いで制作してしまった」と話していたリアム・ギャラガー (C)BANG Media International

元オアシスのリアム・ギャラガーが、現在率いている英ロックバンド、ビーディ・アイの2ndアルバム『BE』がヒットしなかった場合に、音楽の世界から引退することを仄めかしている。

バンドのデビュー・アルバム『ディファレント・ギア、スティル・スピーディング』が自身の予測に反して好セールスに至らなかった際に気が動転したというリアムは、2枚目となる『BE』も売れなかった場合には「人生をエンジョイする」ために音楽界を退くことも視野に入れているとQ誌に明かしている。

「もしこの新作も見当違いだったら、もうこれ以上続ける必要なんてねえかもな。配管工になんかなりたかねえし、ファッション・デザイナーもなしだ。多分、大海原に航海に出て自分の人生をエンジョイするってのがいいかもな。レコードのことなんか心配するかわりによ」

デビュー・アルバムの売り上げ不振にはがっかりしたというリアムだが、実のところ『ディファレント・ギア、スティル・スピーディング』は特別いい出来だとは思っていなかったとも続けている。「もしかしたら早過ぎたのかもな。でもこっちとしては、オアシスとは関係ないものをリリースしたって構わないじゃないか。それでもファンはまだオアシス解散のショックから立ち直っていなかったってわけだ。オアシスの活動の最後の方なんて、代わり映えしねぇローストビーフみたいなもんだったんだぜ。『またオアシスかよ』って感じでさ。でも結局、ローストビーフはあくまでもローストビーフってことだよ。材料は変えられないじゃないか」

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