鳥取県以外の全ての都道府県で展開している「スターバックス」。現在約990店舗と1,000店突破間近であるが、そんなスターバックスの中でもたった8店舗だけしか置いていないというコーヒーマシンがある。その激レアコーヒーマシンの名前は「クローバー」だ。

クローバーは真空プレス技術を採用した抽出マシン。マシン上部に金属フィルターがセットされており、ボタンを押すとこのフィルターが下がっていく。ここにコーヒー粉と湯を入れて抽出開始。その後、フィルターは徐々に上昇していくのだが、フィルターの下は真空状態のため抽出液がマシン下部に落ちていき、カップに注がれる。構造はサイフォンに似ている。

こちらが「スターバックス」の激レアコーヒーマシン「クローバー」

希少豆専用の抽出マシン

クローバーで抽出したコーヒーは、イートインの場合は写真の専用マグカップで提供される。扱うコーヒー豆は希少豆のため数量限定となり、時期によって異なる

ちなみにこのクローバー、世界の希少コーヒー豆だけを扱うブランド「スターバックス リザーブ」の専用マシンとなる。扱う豆は数量限定のため時期によって異なるが、現在はインドネシア産の「イスラ フローレンス インドネシア」やグアテマラ産の「ウエスト ジャバ インドネシア」などが展開されている。

これらの希少豆がクローバーで抽出されることで、雑味のないクリアな風味と味わいが楽しめるという。真空状態での抽出により、コーヒー豆のエキス分だけを抜き出すことができるからだ。気になる価格だが、豆の種類によって異なり、現在は520円~560円。イートインの場合はスターバックス リザーブ専用マグカップで、テイクアウトの場合は通常のカップに専用スリーブを付けての提供となる。

クローバーで抽出したコーヒーが味わえるのは、東京では「銀座マロニエ通り店」「ゲートシティ大崎店」「東急プラザ 表参道原宿店」「代官山 蔦屋書店」「玉川高島屋S・C店」「新宿マルイ本館2階店」の6店舗、関西では「御堂筋本町東芝ビル店」「京都三条烏丸ビル店」の2店舗のみ。近くに立ち寄った際には、独特な個性を持つ希少豆の味を是非確かめてみてほしい。