札幌市交通局は、5月に路面電車の新型低床車両を導入するのを記念し、4月27日より記念乗車券を発売する。硬券タイプの乗車券4枚(170円券3枚、90円券1枚)のセットで、発売額は600円。大通駅定期券発売所で限定5,000セット販売される。

新型低床車両導入記念乗車券の発売を伝える札幌市のポスター(見本)

札幌市交通局の新型低床車両は、市民から寄せられたアイデアを参考に専門家がデザイン。札幌の気候風土を白と黒でイメージしたシャープな車両となっている。既存車両にはなかった冷房装置と車椅子スペースが設けられるほか、定員は71人と既存車両より9人増え、機能性・快適性の向上とともに車内混雑の緩和が期待される。

乗降口幅も従来より11cm広く、出入口部の床面高さも50cm低くなり、高齢者や身体障害者でも乗降りしやすいのが特徴。市民や観光客の利便性が高まることも期待される。札幌市は2015年春までに、今回の車両を含めて新型低床車両を合計3両導入予定とのこと。