西日本鉄道の夜行高速バス「はかた号」と「Lions Express」に新たな運賃体系が導入される(写真はイメージ)

西日本鉄道は4月1日より、夜行高速バスの福岡・北九州~東京線「はかた号」と福岡~横浜・池袋(大宮)線「Lions Express」に新たな運賃体系を導入する。需要動向に対応したきめ細かな運賃設定とし、新たな需要の掘り起こしを図る。

「はかた号」では、現行の運賃(エコノミーシートは繁忙期運賃)を基準とし、利用日に応じてA運賃からD運賃まで4パターンを新設。A運賃は春の大型連休前後などの繁忙期に、B運賃は金曜日、C運賃は土日、D運賃はその他の平日などに適用する。

また、福岡地区と北九州地区の運賃を統一。プレミアムシート座席利用料は現行の4,000円から3,000円に引き下げる。現行の往復運賃は廃止する。各パターンごとの運賃は、ビジネスシートA運賃1万5,000円、B運賃1万3,000円、C運賃1万2,000円、D運賃1万1,000円。エコノミーシートはA運賃1万2,000円、B運賃9,000円、C運賃とD運賃は8,000円。

「Lions Express」では、運賃体系を現行の通常期・週末・閑散期の3パターンから4パターンに変更。従来の週末運賃はおもに金曜日に適用するB運賃とし、土日などに適用するC運賃を新たに設ける。C運賃は、福岡~横浜間9,000円、福岡~池袋間9,500円、福岡~大宮間1万円。B運賃よりそれぞれ1,000円安く設定し、需要の掘り起こしを図る。